2016年07月12日 学術論文の紹介-01 / Introduction of Academic Paper #福島県民健康調査 #精神的苦痛 #避難指示区域

TITLE
『 Severe Psychological Distress of Evacuees in Evacuation Zone Caused by the Fukushima Daiichi Nuclear Power Plant Accident: The Fukushima Health Management Survey. 』
BRIEF
本論文は「福島県民健康調査に基づく福島第一原子力発電所事故による避難指示区域の避難者の重大な精神的苦痛」に関する論文です。著者らは「2011年3月11日の東日本大震災後、福島第一原子力発電所事故は避難指示区域の住民の精神的健康状態に影響し続けている」と背景を説明されて、「福島第一原子力発電所事故後の避難者の精神的健康状態を調査するために、福島県民健康調査の一環としてこころの健康度・生活習慣に関する調査」を行われています。「福島県の避難指示区域に住まわれていた15歳以上の避難者計73,569人(回答率40.7パーセント)を被験者として6項目Kesslerスケールにより精神的健康状態を調査」、「回答者をK6スコアの12/13をカットオフ点として2つのグループに分け、人口統計情報、社会経済的変数そして災害関連変数を含むそれぞれのリスク因子でのK6スコア13点以上と12点以下の割合を比較」、「カイ二乗検定による精神的健康状態とリスク因子の間の二変量解析」、「加えて修正ポアソン回帰モデルによる多変量解析」とされたその結果、「K6スコアの中央値は5で四分位範囲は1-10」、「精神的苦痛は14.6パーセントに当たる8,717件」、「災害関連リスク因子を含むほぼ全ての調査項目毎の精神的苦痛有病率には有意差が確認され、それらの殆どは有病率比の上昇と関連が見られた」、「さらにそれぞれの避難指示区域における精神的苦痛はそれらの環境における放射能レベルとに有意な正の相関が確認された(相関係数は0.768、p値は0.002)」、「地震、津波そしてそれに続く原子力事故は福島県の避難指示区域の住民に重大な精神的苦痛の原因となる可能性がある」、「精神的苦痛と放射能レベルとの間の密接な関連は、原子力事故は住民の精神的健康状態に甚大な影響を与え得ること、リスク認知の増加に伴い悪化すると考えられることを示唆している」等を報告されて、「迅速かつ適切なサポート提供のためには避難者に対する継続的な心理社会的入が強く推奨される」と結ばれています。
AUTHOR(S)
Kunii Y, Suzuki Y, Shiga T, Yabe H, Yasumura S, Maeda M, Niwa SI, Otsuru A, Mashiko H, Abe M; Mental Health Group of the Fukushima Health Management Survey.
URL
www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27391446

事項
1.arXiv( http://arxiv.org/ ),PubMed( http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed ),SSRN( http://www.ssrn.com/en/ )等から論文を紹介します。
2.表中、”BRIEF”欄の文責はアセット・マネジメント・コンサルティング株式会社にあります。
3.Abstractから論文の概要を紹介します。

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