2016年07月01日 学術論文の紹介-01 / Introduction of Academic Paper #福島第一原子力発電所 #セシウム #トナカイ #イルカ

TITLE
『 Measurements of cesium in Arctic beluga and caribou before and after the Fukushima accident of 2011. 』
BRIEF
本論文は「2011年福島第一原子力発電所事故前後の北極圏のベルーガ(シロイルカ)とカリブー(トナカイ)のセシウム測定」に関する論文です。著者らは「2011年3月の福島第一原子力発電所事故後の北部コミュニティの不安、関心により、彼らの伝統的食物の放射能レベルの安全性再評価が促された」、「そのため、北極圏のカリブー(トナカイ)とベルーガ(シロイルカ)の放射性核種レベルが測定された」、「対象とする主たる放射性核種は地衣類-トナカイの食物連鎖を通して容易に移行するセシウム137」、「1958年から2000年にかけてのカナダカリブー群のセシウム137レベルに関する先行研究では、特に大気圏核実験と1986年のチェルノブイリ原子力発電所事故に起因するカリブーのセシウム137量が測定されている」と背景を説明されて、「福島第一原子力発電所事故前後の地衣類、キノコ、カリブー、ベルーガおよびベルーガの餌の放射能レベルを測定」されています。「サンプルは前処理されガンマ線スペクトロメトリーにより放射性核種特定そして放射能レベルを測定」、「サンプル用検出器の効率性確認のため、個体毎のサンプルサイズとマトリクスの差を考慮し、較正基準とモンテカルロシミュレーションを利用」、「それらサンプルタイプの効率性を補償するため特に地衣類とキノコの原子組成は綿密に分析」されたその結果、「福島第一原子力発電所事故前後の濃度比較結果は、福島第一原子力発電所事故によるプルームに起因する放射能濃度上昇は無いことを示唆している」、「サンプル中にセシウム134は測定されなかったため1950年代および1960年代の大気圏核実験のフォールアウトに起因すると考えられるセシウム137が、福島第一原子力発電所事故後のカリブーおよびベルーガサンプルから確認されたが、しかしながらその量は僅かであった(それぞれ湿潤重量1キログラム当り9.1±1.8ベクレルと0.63±0.23ベクレル)」、「ベルーガサンプルのセシウム137放射能濃度は自然放射性カリウム放射能濃度の約200分の1であった」等を報告されて、「カリブーとベルーガの結果は放射能に関してそれら食物は北部カナディアンにとって健康上問題ないままであることを示唆しており、この結果は隣接北部コミュニティと利害関係者に伝達された」と結ばれています。
AUTHOR(S)
Stocki TJ, Gamberg M, Loseto L, Pellerin E, Bergman L, Mercier JF, Genovesi L, Cooke M, Todd B, Sandles D, Whyte J, Wang X.
URL
www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27359098

事項
1.arXiv( http://arxiv.org/ ),PubMed( http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed ),SSRN( http://www.ssrn.com/en/ )等から論文を紹介します。
2.表中、”BRIEF”欄の文責はアセット・マネジメント・コンサルティング株式会社にあります。
3.Abstractから論文の概要を紹介します。

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