2016年06月30日 学術論文の紹介-02 / Introduction of Academic Paper #チェルノブイリ原子力事故 #ヨウ素 #セシウム #北海 #バルト海

TITLE
『 Iodine-129, Iodine-127 and Cesium-137 in seawater from the North Sea and the Baltic Sea. 』
BRIEF
本論文は「北海とバルト海の海水中のヨウ素129、ヨウ素127およびセシウム137」に関する論文です。著者らは「2005年と2009年の北海とバルト海の海水サンプル中のヨウ素同位体(ヨウ素127、ヨウ素129およびそれらの同位体比)とセシウム137を調査」されています。「本研究はMichel et al. (2012)による論文の捕捉と拡張」、「ヨウ素同位体は陰イオン交換によりマトリクスから分離し、誘導結合プラズマ質量分析計と加速器質量分析により測定」、「海水中のセシウム137はセシウムイオン交換濃縮後、ガンマ線スペクトロメトリーにより測定」されたその結果、「北海とバルト海の海水中のヨウ素127濃度はほぼ一定でそれぞれ1グラム当り平均44±2ナノグラムと21±1ナノグラムであり、塩分濃度に依っていた」、「しかしながらそれら海域のヨウ素129濃度には大きな変動があり、フランス、ベルギー、オランダ、ドイツ、デンマークの沿岸にそって減衰していた」、「2009年においてバルト海のヨウ素129/ヨウ素127同位体比は北海のそれの約10分の1であった」、「同位体比の最高値2.7×10^-6は英仏海峡、ラ・アーグ岬に位置するラ・アーグ再処理工場の東で確認された」、「この結果は、北海のヨウ素129排出源は主としてイギリスのセラフィールド再処理工場とフランスのラ・アーグ再処理工場であり、バルト海では北海からデンマーク海峡を通じた流入がヨウ素129の発現を占めているとする我々の先行研究の結果を確かにした」、「2009年においてセシウム137放射能濃度は北海(1立方メートル当り5.9ベクレル)よりバルト海(1立方メートル当り37ベクレル)の方が6倍以上高く、チェルノブイリ原子力事故で汚染されたバルト海堆積物からのセシウム137放出と僅かであるが原爆の大気圏爆発が寄与している」等を報告されて、「我々の先行研究と環境区分中のヨウ素129/ヨウ素127原子比の継続的不均衡を示唆した今回の研究を比較検討する」と結ばれています。
AUTHOR(S)
Daraoui A, Tosch L, Gorny M, Michel R, Goroncy I, Herrmann J, Nies H, Synal HA, Alfimov V, Walther C.
URL
www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27318573

事項
1.arXiv( http://arxiv.org/ ),PubMed( http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed ),SSRN( http://www.ssrn.com/en/ )等から論文を紹介します。
2.表中、”BRIEF”欄の文責はアセット・マネジメント・コンサルティング株式会社にあります。
3.Abstractから論文の概要を紹介します。

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