2016年04月23日 学術論文の紹介-02 / Introduction of Academic Paper #福島第一原子力発電所 #甲状腺癌

TITLE
『 Comprehensive survey results of childhood thyroid ultrasound examinations in Fukushima in the first four years after the Fukushima Daiichi Nuclear Power Plant accident. 』
BRIEF
本論文は「福島第一原子力発電所事故から最初の4年における福島県での小児甲状腺超音波検査の基礎調査結果」に関する論文です。著者らは「甲状腺結節および甲状腺癌は成人と比較すると子供では稀である」、「しかしながら1986年のチェルノブイリ原子力発電所事故後、小児甲状腺癌の急速な増加が確認された」、「2011年の原子力事故後に福島県で得られたデータの混乱および誤解を避けるため、甲状腺結節および甲状腺癌のベースライン有病率は標準診断基準と共に体系的に注意深く評価されるべきであり、そしてリスクに直面している人々に対して包括的に応用されるべきである」と背景を説明されて、「福島県民健康調査の公的フレームワークの下、超音波検査により福島県の子供の甲状腺を調査し、子供の甲状腺異常、特に癌のベースライン有病率を確立するために、原子力事故後最初の4年間に収集したデータを分析」されています。「原子力事故時に福島県で暮らしていた子供367,685人(2011年4月1日時点で18歳以下)のうち、300,476人が甲状腺超音波検査を受検」、「その内、結節性甲状腺腫が確認された2108人について、穿刺吸引細胞診を必要とするか否かを決めるために、標準診断基準に基づき更なる超音波精密検査を受けた」、「穿刺吸引細胞診の結果により、外科手術および細胞学的診断による組織学的確認の必要性を決定」されたその結果、「再検査を受けた2108人のうち、543人が穿刺吸引細胞診を受け、その内113人が悪性または悪性の疑いありと診断された」、「それに続き99人の患者が外科切除を受け、95件が甲状腺乳頭癌、3件が低分化癌、1件が良性小結節」、「福島県における全体的な小児甲状腺癌有病率は10万に対して37.3であり、避難地域と非避難地域の間に有意差は確認されなかった」、「甲状腺がん患者の最初の4ヶ月間の外部被曝は推定2.2ミリシーベルト未満」、「福島県においてこの4年間で確認された高い小児甲状腺癌有病率は集団検診に起因する」、「他で偶発的に確認されるレベルをそれは明らかに超えている」等を報告されて、「その他の結果との直接比較は、例えそれが癌登録に基づく結果であっても、重要ではなく、方法論の差に起因する」と結ばれています。
AUTHOR(S)
Suzuki S, Suzuki S, Fukushima T, Midorikawa S, Shimura H, Matsuzuka T, Ishikawa T, Takahashi H, Ohtsuru A, Sakai A, Hosoya M, Yasumura S, Nollet KE, Ohira T, Ohto H, Abe M, Kamiya K, Yamashita S.
URL
www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27098220

事項
1.arXiv( http://arxiv.org/ ),PubMed( http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed ),SSRN( http://www.ssrn.com/en/ )等から論文を紹介します。
2.表中、”BRIEF”欄の文責はアセット・マネジメント・コンサルティング株式会社にあります。
3.Abstractから論文の概要を紹介します。

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