2016年04月04日 学術論文の紹介-03 / Introduction of Academic Paper #福島第一原子力発電所 #セシウム #田干し #中干し

TITLE
『 Influence of water management and fertilizer application on 137Cs and 133Cs uptake in paddy rice fields. 』
BRIEF
本論文は「水管理と施肥が水田におけるセシウム137およびセシウム133吸収に与える影響」に関する論文です。著者らは「福島第一原子力発電所事故由来のセシウム137は東日本の広大な農地を汚染した」、「事故前の先行研究によると湛水が田んぼにおける放射性セシウム吸収を高めることを示唆している」と背景を説明されて、「茨城県南部の2つの田んぼの稲のセシウム137濃度に対する肥料と水管理の影響」を調査されています。「土壌中セシウム137の長期的経時変化後のセシウム137の動態予測の類似物質として、稲のセシウム安定同位体(セシウム133)も確認」、「実験期間は一方の田んぼを2012年からの3年間とし、もう一方は2013年からの2年間とした」、「それら田んぼは次の3つの水管理セクションに分割:真夏の中干し無しの長期的湛水セクション、中期的湛水セクションおよび真夏に1週間か2週間の中干しを行い長期的セクションよりも早く湛水を終える短期的湛水セクション」、「6種または4種の肥料のサブセクション(主としてカリウムのみが異なる)をそれぞれの水管理セクションに設けた」その結果、「概ね長期的湛水処置では中期的および短期的湛水処置の場合よりも、麦および玄米ともに-それぞれのサイトの最初の年にはいくつかの明らかな例外があったが-高いセシウム137およびセシウム133濃度が確認された」、「カリウム肥料の差の影響は累積的であり、稲のセシウム137およびセシウム133濃度への影響は2012年と2013年では顕著ではなかったが、2014年にはそれら濃度はカリウム肥料が無い場合では最高値、カリウムの基肥が3倍のところでは最低値であった」、「稲のセシウム137およびセシウム133の関係は、それぞれのサイトで実験の最初の年に相関は確認されなかったが、その後の年には相関が確認された」等を報告されて、「本研究は、真夏の中干しの省略および(または)登熟期間の田干しの遅延はセシウム137およびセシウム133の吸収を高めるという新たな知見を示した」と結ばれています。
AUTHOR(S)
Wakabayashi S, Itoh S, Kihou N, Matsunami H, Hachinohe M, Hamamatsu S, Takahashi S.
URL
www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27032341

事項
1.arXiv( http://arxiv.org/ ),PubMed( http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed ),SSRN( http://www.ssrn.com/en/ )等から論文を紹介します。
2.表中、”BRIEF”欄の文責はアセット・マネジメント・コンサルティング株式会社にあります。
3.Abstractから論文の概要を紹介します。

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