2016年03月14日 学術論文の紹介-02 / Introduction of Academic Paper #福島第一原子力発電所 #甲状腺

TITLE
『 Radioactive Doses – Predicted and Actual – and Likely Health Effects. 』
BRIEF
本論文は「放射線線量の予測と現状そして健康への影響」に関する論文です。著者らは「2011年3月11日の福島第一原子力発電所事故から5年が経過した」と背景を説明されて、「環境モニタリングと線量推定モデルによる予測値のソースとして国際機関のレポートを、そして個人実測値のソースとして日本の様々な機関のレポート」を概観されています。「世界保健機関は2011年9月11日迄に利用可能な情報に基づき事故後最初の年のすべての年齢層における実効線量は避難区域の代表地点で線量10ミリシーベルトから50ミリシーベルトの範囲と推定される、と報告している」、「浪江町の幼児の甲状腺被曝線量は100から200ミリシーベルトの範囲と推定される」、「2014年に発行された原子放射線の影響に関する国連科学委員会のレポートでは事故後最初の年の避難区域の成人の実効線量は1.1ミリシーベルトから13ミリシーベルトと報告」、「避難地域における甲状腺の吸収線量は成人で7.2ミリシーベルトから35ミリシーベルト、1歳児で15ミリシーベルトから83ミリシーベルト」、「日次線量率マップに個人行動データを重ねて推定した事故後最初の4ヶ月の個人外部被曝は避難区域住民の93.9パーセントで3ミリシーベルト以下(最大で15ミリシーベルト)」、「避難区域の子供の98.8パーセントで実際の個人甲状腺等価線量は15ミリシーベルト以下(最大で25ミリシーベルト)」、「線量推定モデルに不確かさがあるとき、安全側に誤推定し実際の放射線量よりも最終推定線量のほうが格段に大きくなる可能性がある」、「しかし事故時の線量過大推定は住民心理に大きな影響を与える」、「災害初期段階の社会的及び精神的影響により、福島第一原子力発電所事故から5年を経ても10万人を超える住人が避難区域に帰宅できない」等を報告されて、「公的な推定放射線量は科学的根拠に寄る必要があり、それら情報に関する住民とのコミュニケーションは、放射能それ自身よりも健康に大きな負担となる心理的影響を避けるために慎重に考慮されるべきである」と結ばれています。
AUTHOR(S)
Nagataki S, Takamura N.
URL
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26805911

事項
1.arXiv( http://arxiv.org/ ),PubMed( http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed ),SSRN( http://www.ssrn.com/en/ )等から論文を紹介します。
2.表中、”BRIEF”欄の文責はアセット・マネジメント・コンサルティング株式会社にあります。
3.Abstractから論文の概要を紹介します。

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