2015年10月21日 学術論文の紹介-03 / Introduction of Academic Paper #福島第一原子力発電所 #いわき市 #内部被ばく #セシウム134 #セシウム137 #ホールボディカウンタ

TITLE
『Minimal Internal Radiation Exposure in Residents Living South of the Fukushima Daiichi Nuclear Power Plant Disaster.』
BRIEF
本論文は「福島第一原子力発電所よりも南部で生活する住民の最小内部被ばく」に関する論文です。著者らは「福島第一原子力発電所事故後、近隣地域の住民の放射能関連健康被害を予測するために、内部被ばく評価は不可欠であった」、「停止した福島第一原子力発電所よりも北部および西部に位置する地域の住民に関する内部被ばく評価は多く行われているが、同様に放射能汚染の影響を受けた南部の住民に関する情報は少ない」と背景を説明されて、「発電所よりも南部に位置する汚染地域の、またはいわき市に避難した住民の内部被ばくを評価するため、ホールボディカウンタによるスクリーニング検査を、原子力発電所に隣接した南部地域よりも汚染レベルは低い、いわき市の常磐病院の来院患者に対して実施」されています。その結果、「本研究への自発的参加者9206人の内、6446人は4歳から15歳の学童」、「調査は事故の1年後から始まり、2年に渡って行われた」、「スクリーニング期間の初期において、セシウム137レベルが検出限界値(250ベクレル)を超えていたのは2人のみであり、2人のセシウム134レベルは検出限界値(220ベクレル)未満であった」、「成人2760人のテストでは、1.3%にあたる35人に内部被ばくが確認されたが、セシウム137のみ(250ベクレルから859ベクレルの範囲)であり、セシウム134は確認されなかった」、「同35人の対象者の内、ほぼ全員(34人)がスクリーニング初年のみにセシウム137レベルの上昇を示した」、「カリウム40を除いて、その他の放射性核種はスクリーニング期間中に確認されなかった」、「確認されたセシウム137レベルから算出した学童と成人の最大年間実効線量は、それぞれ年間0.029ミリシーベルトと0.028ミリシーベルトであり、日本政府の規制値である年間1ミリシーベルトよりもはるかに低かった」、「事故後の最も重要な最初の1年間の被ばく量データは、系統だった測定不足のため利用できないが、本研究結果は福島第一原子力発電所よりも南部に住む住民の事故から1年以上を経た後の内部被ばくレベルは最小であり、内部セシウム汚染由来の年間追加実効線量は無視できる程度であることを示唆している」等を報告され、「それ故、南部の放射線汚染地域の住民の内部被ばくは一般的に充分コントロールされていると考えられる」と結ばれています。
AUTHOR(S)
Akiyama J, Kato S, Tsubokura M, Mori J, Tanimoto T, Abe K, Sakai S, Hayano R, Tokiwa M, Shimmura H.
URL
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26484532

事項
1.arXiv( http://arxiv.org/ ),PubMed( http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed ),SSRN( http://www.ssrn.com/en/ )等から論文を紹介します。
2.表中、”BRIEF”欄の文責はアセット・マネジメント・コンサルティング株式会社にあります。
3.Abstractから論文の概要を紹介します。

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