2015年10月05日 学術論文の紹介-01 / Introduction of Academic Paper #放射性セシウム #セシウム134 #セシウム137 #福島第一原子力発電所 #森林 #スギ

TITLE
Characteristics of initial deposition and behavior of radiocesium in forest ecosystems of different locations and species affected by the Fukushima Daiichi Nuclear Power Plant accident.
AUTHOR(S)
Komatsu M, Kaneko S, Ohashi S, Kuroda K, Sano T, Ikeda S, Saito S, Kiyono Y, Tonosaki M, Miura S, Akama A, Kajimoto T, Takahashi M.
URL
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26432062
BRIEF
本論文は「福島第一原子力発電所事故の影響を受けた異なる地点、種の森林生態系における放射性セシウムの初期沈着と動態の性質」に関する論文です。著者らは「福島第一原子力発電所事故後、周辺森林における放射性セシウム初期沈着の林分レベル空間分布パターンに関する情報は放射性セシウムの将来における動態と汚染された森林の管理のために肝心となる」と背景を説明されて、「福島第一原子力事故からおよそ6ヶ月後となる初めての夏に、異なる汚染レベルの3つの地点の森林の主たる構成要素である樹木、有機物層および土壌中の放射性セシウム(セシウム134とセシウム137)濃度を推定」されています。その結果「それぞれ3つの地点のスギについて、放射性セシウム濃度は構成要素によって大きく異なり、針葉と有機層の濃度が最も高かった」、「それらスギについて地上部バイオマス中のセシウム137はセシウム137総量の22%(1.1×10^4 ベクレル/m^2)から44%(7.0×10^5 ベクレル/m^2)の範囲にあった」、「その中間程度(5.0-5.8 × 10^4 ベクレル/m^2)の汚染サイト(スギ林分地上部バイオマスに放射性セシウムの34%、)も確認された」、「しかしその比率は近傍のアカマツと落葉広葉樹の混交林中では比較的小さかった(18%-19%)」、「無視できない量のセシウム134とセシウム137が全ての対象樹木の辺材と心材中に確認された」、「この結果は福島第一原子力発電所事故後6カ月以内に放射性セシウムの吸収、移行が始まっていたことを示唆している」、「全ての対象サイトにおいて地下部コンパートメントは主として有機層と深度0cmから5cmの上部ミネラル土壌層に存在していた」等を報告されています。また著者らは「森林に沈着した放射性セシウムの初期移行プロセスを検討し、初期沈着のタイプ、原子力事故後の林内雨量、樹木の葉バイオマスが放射性セシウムの空間分布パターンの差異に影響している可能性があると推測」されて、「本研究の結果、そして今後の放射性セシウムの空間分布パターンの研究は汚染された森林生態系における今後の放射性セシウム分布のモデル化のために重要である」と結ばれています。

事項
1.arXiv( http://arxiv.org/ ),PubMed( http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed ),SSRN( http://www.ssrn.com/en/ )等から論文を紹介します。
2.表中、”BRIEF”欄の文責はアセット・マネジメント・コンサルティング株式会社にあります。
3.Abstractから論文の概要を紹介します。

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