2015年06月26日 学術論文の紹介-01 / Introduction of Academic Paper #福島第一原子力発電所 #糖尿病 #避難生活 #県民健康調査 #ロジスティック回帰分析

No.事項
1arXiv,PubMed,SSRN等から論文を紹介します。
2下表中、"BRIEF"欄の文責はアセット・マネジメント・コンサルティング株式会社にあります。
3Abstractから論文の概要を紹介します。

TITLEBRIEF
Evacuation after the Fukushima Daiichi Nuclear Power Plant Accident Is a Cause of Diabetes: Results from the Fukushima Health Management Survey. 本論文は「福島県県民健康調査( http://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/21045b/kenkocyosa-gaiyo.html )の結果に基づく福島第一原子力発電所事故後の避難生活と糖尿病との関係」に関する論文です。著者らは「2011年の東日本大震災と福島第一原子力発電所事故により多くの住民が避難そして生活スタイルの変更を強いられた」、「それら変更は避難者のグルコース代謝に影響を及ぼし、それによって糖尿病発症を増加させる可能性がある」と背景を説明されて、「災害前に福島第一原子力発電所近辺で生活されていた日本人男女について調査」されています。「被験者は健康保険によりメタボリックシンドロームに着目した健診を毎年受けている」、「健診診査の結果を利用して災害前後のグルコース代謝の変化を分析」された結果、「27486人の被験者は災害後、平均1.6年間の追跡調査を受けている」、「災害後、糖尿病有病率は有意に増加しており、さらに避難者の糖尿病発症は非避難者よりも有意に多い」、「加えてロジスティック回帰分析の結果、避難は糖尿病の発症と有意に関連があった」、「結論として、避難と糖尿病の発症の関連を明らかにした最初の研究結果である」と報告されており、「本情報は避難者のためのフォローアップに利用できる可能性がある」と結ばれています。
AUTHOR(S)
Satoh H, Ohira T, Hosoya M, Sakai A, Watanabe T, Ohtsuru A, Kawasaki Y, Suzuki H, Takahashi A, Kobashi G, Ozasa K, Yasumura S, Yamashita S, Kamiya K, Abe M.
URL
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26106625
WebSiteURL
arXivhttp://arxiv.org/
PubMedhttp://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed
SSRNhttp://www.ssrn.com/en/