2015年06月25日 学術論文の紹介-01 / Introduction of Academic Paper #福島第一原子力発電所 #アルコール使用障害 #高齢者 #社会的孤立 #精神疾患

No.事項
1arXiv,PubMed,SSRN等から論文を紹介します。
2下表中、"BRIEF"欄の文責はアセット・マネジメント・コンサルティング株式会社にあります。
3Abstractから論文の概要を紹介します。

TITLEBRIEF
Alcohol use disorder due to social isolation after a nuclear disaster in Fukushima. 本論文は「福島第一原子力発電所事故後の社会的孤立を原因とするアルコール使用障害」に関する論文です。著者らは「原子力事故を原因とする- がんを含む -健康上の問題はよく知られているが、原子力災害と精神疾患との先行研究は少ない」、「2011年3月11日、日本の福島で重大な原子力発電所事故が発生した」、「その後2012年10月、原子力発電所から31km離れた場所で生活している78歳の男性が頭部外傷で入院した」、「同男性にとってこれは原子力事故後、3度目の身体外傷である」と背景を説明されて、「詳細なインタビューの結果、同男性のアルコール摂取量が事故後増えていることが確認され、それは同男性の外傷とアルコール摂取とには関係がある可能性を示唆している」、「アルコール使用障害の診断は"精神障害の診断と統計マニュアル第5版"( https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B2%BE%E7%A5%9E%E9%9A%9C%E5%AE%B3%E3%81%AE%E8%A8%BA%E6%96%AD%E3%81%A8%E7%B5%B1%E8%A8%88%E3%83%9E%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%82%A2%E3%83%AB )に基づいている」、「近隣住民の避難後、同男性は社会的孤立状態に置かれていた」、「患者教育と介入により同男性の治療は成功した」と報告されており、「原子力災害は高齢者の精神疾患とアルコール使用障害の発端となる社会的孤立の原因となる可能性があることを認識すべきである」、「早期診断と介入は前述の症状を示している個人にとって有用となる可能性がある」と結ばれています。
AUTHOR(S)
Morita T, Tanimoto T, Hori A, Kanazawa Y.
URL
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26101299
WebSiteURL
arXivhttp://arxiv.org/
PubMedhttp://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed
SSRNhttp://www.ssrn.com/en/