2015年06月22日 学術論文の紹介-01 / Introduction of Academic Paper #福島第一原子力発電所 #セシウム137 #アイナメ #セシウム134 #発電所港湾内

No.事項
1arXiv,PubMed,SSRN等から論文を紹介します。
2下表中、"BRIEF"欄の文責はアセット・マネジメント・コンサルティング株式会社にあります。
3Abstractから論文の概要を紹介します。

TITLEBRIEF
Radiocesium contamination of greenlings (Hexagrammos otakii) off the coast of Fukushima. 本論文は「福島沿岸のアイナメの放射性セシウム濃度」に関する論文です。著者らは「2011年3月の福島第一原子力発電所事故後の福島県沿岸の236匹のアイナメの放射性セシウム(セシウム134とセシウム137)を測定」されて、その結果、「原子力発電所からおよそ南に40kmの地点で採集したアイナメの放射性セシウム濃度は同発電所からおよそ北に50kmの地点で採集したアイナメの濃度よりも有意に高かった」、「南部海域においては浅瀬で採集したアイナメの放射性セシウム濃度は深海のそれよりも優位に高かった」、「高セシウム137レベルの外れ値- 2012年8月1日の16,000Bq/kg-wetと2013年5月8日の1,150 Bq/kg-wet -を示した2匹のアイナメは原子力発電所からおよそ20kmの地点で採集された」、「著者らの計算によれば福島沿岸でその様な外れ値のアイナメが捕獲される確率は極めて低い」、「一方、重度に汚染されたアイナメ- セシウム137の幾何平均が17,364 Bq/kg-wet -は頻繁に発電所港湾内で確認された」、「得られた知見は高セシウム137濃度の外れ値を示した前述の2匹のアイナメは発電所港湾内から移動してきたことを示唆している」と報告されて、「食品供給の安全性を担保するためにエリア内の継続的な放射性セシウム濃度の監視が行われるべきである」と結ばれています。
AUTHOR(S)
Shigenobu Y, Fujimoto K, Ambe D, Kaeriyama H, Ono T, Morinaga K, Nakata K, Morita T, Watanabe T.
URL
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25358378
WebSiteURL
arXivhttp://arxiv.org/
PubMedhttp://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed
SSRNhttp://www.ssrn.com/en/