2015年06月21日 学術論文の紹介-01 / Introduction of Academic Paper #福島第一原子力発電所 #セシウム137 #傾斜地 #再分配

No.事項
1arXiv,PubMed,SSRN等から論文を紹介します。
2下表中、”BRIEF”欄の文責はアセット・マネジメント・コンサルティング株式会社にあります。
3Abstractから論文の概要を紹介します。

TITLEBRIEF
Topographic heterogeneity effect on the accumulation of Fukushima-derived radiocesium on forest floor driven by biologically mediated processes. 本論文は「生物学的な介在による福島第一原子力発電所事故由来の放射性セシウムの林床蓄積における地形学的不均質」に関する論文です。著者らは「福島第一原子力発電所事故は急傾斜地を伴う山岳丘陵地帯の森林生態系に重大な放射性セシウム(セシウム137)汚染を引き起こした」と背景を説明されて、「林床におけるセシウム137の再分配と蓄積の地形学的要因を確認するため、原子力事故から29ヶ月後に当たる2013年8月に日本の落葉樹林の急傾斜地の林床落葉落枝層を調査」されています。その結果、「落葉物と落葉物に付着したセシウム137は共に傾斜地の底部で多量に蓄積されていた」、「底部ではセシウム137インベントリの65%が原子力事故後にリター落下を通して堆積した- 平均年齢が0.5年から1.5年と推定される -新しい落葉物とあまり分解が進んでいない落葉物に沈着していた」、「原子力事故から2か月後の2011年5月に展葉した葉は福島第一原子力発電所由来のセシウム137で汚染されており、葉のセシウム137濃度は経時とともに減衰した」、「しかしながら2013年と2014年の濃度は事故前のレベルより未だ2桁高い」と報告され、「森林斜面のセシウム137再分配は生物学的な介在の影響を強く受けること、そしてリター落下を通して底部に分配し続けることを初めて示した」と結ばれています。
AUTHOR(S)
Koarashi J, Atarashi-Andoh M, Takeuchi E, Nishimura S.
URL
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25358420
EnglishJapaneseReference
deciduous forest 落葉樹林 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%90%BD%E8%91%89%E6%A8%B9%E6%9E%97
WebSiteURL
arXivhttp://arxiv.org/
PubMedhttp://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed
SSRNhttp://www.ssrn.com/en/