2015年06月18日 学術論文の紹介-01 / Introduction of Academic Paper #福島第一原子力発電所 #コナラ #スギ #セシウム137 #樹皮 #葉 #根経吸収

No.事項
1arXiv,PubMed,SSRN等から論文を紹介します。
2下表中、"BRIEF"欄の文責はアセット・マネジメント・コンサルティング株式会社にあります。
3Abstractから論文の概要を紹介します。

TITLEBRIEF
Atmospheric direct uptake and long-term fate of radiocesium in trees after the Fukushima nuclear accident. 本論文は「福島第一原子力発電所事故後における樹木の大気からの直接的な放射セシウム取り込みと、その放射性セシウムの長期的な動態」に関する論文です。著者らは「2011年の福島第一原子力発電所事故により広範囲な森林が放射能汚染され、森林の除染は今、日本の重要な課題となっている」、「しかしながら樹木が根を通して土壌から、または樹皮や葉を通して大気から直接的に放射性降下物を吸収するのか否かについては不明のままである」と背景を説明されて、「福島第一原子力発電所事故により重度に汚染された森林中の樹木による放射性セシウムの取り込みを測定」されています。その結果、「2種の樹木- 落葉広葉樹のコナラと常緑針葉樹のスギ -の辺材中の放射性セシウム濃度は心材のそれよりも高かった」、「コナラとスギの濃度分布は年輪部分における殆どの放射性セシウムは- 経根吸収よりも -直接的に樹皮や葉を通して大気から吸収されていることを示唆している」、「数理モデルによりコナラ木部中のセシウム137濃度は原子力事故から28年後に最大値に達すると予測される」、「それとは逆にスギ中の濃度については移行係数が小さいために単調に減衰すると予測される」と報告され、「全体として木部のセシウム137濃度は- 根系が土壌10cm以深に存在していれば -経根吸収に影響されない」と結論されています。
AUTHOR(S)
Mahara Y, Ohta T, Ogawa H, Kumata A.
URL
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25409781
EnglishJapaneseReference
konara コナラ https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%8A%E3%83%A9
WebSiteURL
arXivhttp://arxiv.org/
PubMedhttp://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed
SSRNhttp://www.ssrn.com/en/