2015年06月16日 学術論文の紹介-01 / Introduction of Academic Paper #福島第一原子力発電所 #畜牛 #血液 #セシウム137 #筋肉 #線形相関 #決定係数

No.事項
1arXiv,PubMed,SSRN等から論文を紹介します。
2下表中、”BRIEF”欄の文責はアセット・マネジメント・コンサルティング株式会社にあります。
3Abstractから論文の概要を紹介します。

TITLEBRIEF
Cesium radioactivity in peripheral blood is linearly correlated to that in skeletal muscle: analyses of cattle within the evacuation zone of the Fukushima Daiichi Nuclear Power Plant. 本論文は「福島第一原子力発電所の避難区域内の畜牛に関する末梢血中と骨格筋中のセシウム濃度の線形相関の分析」に関する論文です。著者らは「福島第一原子力発電所事故により多量の放射性核種が環境中に放出された」、「加えて2011年では放射性セシウム暫定規制値の500ベクレル/kgを超えて汚染された牛肉が確認されている」、「日本の消費者は放射能汚染された食品の安全性について不安を抱えたままである」、「著者らは畜牛の血液中と筋肉中のセシウム137濃度との間に- 500ベクレル/kgから2500ベクレル/kgの範囲における -線形相関を先行研究で確認している」、「しかしながら現行基準値である100ベクレル/kgに近い低放射能レベルでもその線形相関が維持されているか否かは不明である」と背景を説明されて、「福島第一原子力発電所避難区域の17頭の畜牛- 血液中のセシウム137レベルが10ベクレル/kg以下 -を調査」されています。その結果、「低放射能濃度において血液中のセシウム137と筋肉中のセシウム137に線形相関(Y=28.0X、決定係数は0.590)が確認されたことは、筋肉中のセシウム濃度は血液中のセシウム濃度から推定可能であることを示唆している」と報告され、「この方法はハイリスクな畜牛- それらが市場に出回る前に -の検出に有用であり、また食品の安全に寄与する」と結ばれています。
AUTHOR(S)
Fukuda T, Kino Y, Abe Y, Yamashiro H, Kobayashi J, Shimizu Y, Takahashi A, Suzuki T, Chiba M, Takahashi S, Inoue K, Kuwahara Y, Morimoto M, Shinoda H, Hiji M, Sekine T, Fukumoto M, Isogai E.
URL
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25439011
食品中の放射性物質の対策と現状について – http://www.mhlw.go.jp/shinsai_jouhou/dl/20131025-1.pdf
EnglishJapaneseReference
skeletal muscle 骨格筋 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AA%A8%E6%A0%BC%E7%AD%8B
WebSiteURL
arXivhttp://arxiv.org/
PubMedhttp://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed
SSRNhttp://www.ssrn.com/en/