2015年06月15日 学術論文の紹介-02 / Introduction of Academic Paper #福島第一原子力発電所 #妊産婦に関する調査 #ヘルスケア

No.事項
1arXiv,PubMed,SSRN等から論文を紹介します。
2下表中、"BRIEF"欄の文責はアセット・マネジメント・コンサルティング株式会社にあります。
3Abstractから論文の概要を紹介します。

TITLEBRIEF
IMMEDIATE MENTAL CONSEQUENCES OF THE GREAT EAST JAPAN EARTHQUAKE AND FUKUSHIMA NUCLEAR POWER PLANT ACCIDENT ON MOTHERS EXPERIENCING MISCARRIAGE, ABORTION, AND STILLBIRTH: THE FUKUSHIMA HEALTH MANAGEMENT SURVEY. 本論文は「県民健康調査による流産、中絶および死産を経験された母親に関する東日本大震災及び福島第一原子力発電所事故直後の心理面の調査結果」に関する論文です。著者らは「東日本大震災および福島第一原子力発電所事故後の妊産婦の健康を調査するため"妊産婦に関する調査"が開始された」、「いくつかの調査結果は、大災害が出産した母親のメンタルヘルスに影響を与えていることを示唆している」、「しかしながら大災害後の胎児を失った母親のメンタルヘルスに関する先行研究は無い」と背景を説明されて、「東日本大震災及び福島第一原子力発電所事故直後の胎児を失った女性に焦点を当て、サポートの必要性」を論じられています。「事故時に妊娠されていた女性の内、61件の流産、5件の中絶そして22件の死産に関するデータを分析」、「うつ症状のスクリーニングに二質問法を用い、出産されたグループと胎児を失ったグループを比較」、「自由記載による母親の考えも分析」されて、その結果、「胎児を失った3つのグループの内、流産・死産を経験されたグループでは出産されたグループよりも、うつ病スクリーニング陽性の割合が有意に高かった」、「母親の考えは6つのカテゴリーにグループ分けされ、特に流産・死産を経験されたグループでは、妊娠に関連する事項が最も一般的であった」、「胎児を失った- 特に流産と死産を経験された -福島の母親は出産を経験された母親よりも高い割合でうつ症状が見られた」等を報告され、「ヘルスケア提供者は胎児を失い心が疲弊している母親には細心の注意を払い、彼女らの受胎に関する不安に対応する必要がある」、と述べられています。
AUTHOR(S)
Yoshida-Komiya H, Goto A, Yasumura S, Fujimori K, Abe M; PREGNANCY AND BIRTH SURVEY GROUP OF THE FUKUSHIMA HEALTH MANAGEMENT SURVEY.
URL
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26063510
EnglishJapaneseReference
THE FUKUSHIMA HEALTH MANAGEMENT SURVEY 県民健康調査 http://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/21045b/kenkocyosa-gaiyo.html
WebSiteURL
arXivhttp://arxiv.org/
PubMedhttp://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed
SSRNhttp://www.ssrn.com/en/