2015年06月10日 学術論文の紹介-01 / Introduction of Academic Paper #福島第一原子力発電所 #川内村 #低線量被ばく #リスク認知 #急性放射線症候群

No.事項
1arXiv,PubMed,SSRN等から論文を紹介します。
2下表中、"BRIEF"欄の文責はアセット・マネジメント・コンサルティング株式会社にあります。
3Abstractから論文の概要を紹介します。

TITLEBRIEF
Bipolarization of Risk Perception about the Health Effects of Radiation in Residents after the Accident at Fukushima Nuclear Power Plant. 本論文は「福島第一原子力発電所事故後の住民間における放射能の健康への影響に対するリスク認知の二極化」に関する論文です。著者らは「低線量被曝による健康への晩発性の影響は、福島第一原子力発電所事故から4年を経過した後も福島地域における深刻な関心事である」と背景を説明されて、「被ばく及び健康への影響に関する住民間のリスク認知に関連する要因を明らかにするために、2014年の5月と6月、福島第一原子力発電所から30kmに位置する川内村の住民に調査」を行われています。その結果、「住民285人の29.8%に当たる85人が"原子力事故後、住民の間に急性放射線症候群が発症する"と答え、54.0%に当たる154人が"子供に対する放射能の健康への影響について不安を持っている"、49.1%に当たる140人が"子孫に対する放射能の健康への影響を心配している"と答えた」、「さらに37.5%に当たる107人が"空間線量率0.23μSv/hの環境に単に一年間住むことにより一般住民に健康への影響が生じる"と考えており、52.2%に当たる149人が"地元で生産された食品の摂取に気が進まない"と答え、57.5%に当たる164人が"100ベクレル/kgのキノコを1年間毎日食すと一般住民の間に健康への悪影響が生じる"と信じている」と報告され、「得られた知見は、放射能の健康への影響に関するリスク認知の際立った住民間の二極化は、福島第一原子力発電所事故後の社会福祉に大きな影響を持つ、と示唆される」と結論されています。
AUTHOR(S)
Orita M, Hayashida N, Nakayama Y, Shinkawa T, Urata H, Fukushima Y, Endo Y, Yamashita S, Takamura N.
URL
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26057539
EnglishJapaneseReference
Kawauchi village 川内村 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B7%9D%E5%86%85%E6%9D%91
WebSiteURL
arXivhttp://arxiv.org/
PubMedhttp://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed
SSRNhttp://www.ssrn.com/en/