2015年06月09日 学術論文の紹介-01 / Introduction of Academic Paper #福島第一原子力発電所 #ミミズ #セシウム #消化管 #オートラジオグラフィー #吸収線量率

No.事項
1arXiv,PubMed,SSRN等から論文を紹介します。
2下表中、"BRIEF"欄の文責はアセット・マネジメント・コンサルティング株式会社にあります。
3Abstractから論文の概要を紹介します。

TITLEBRIEF
Uptake and retention of radio-caesium in earthworms cultured in soil contaminated by the Fukushima nuclear power plant accident. 本論文は「福島第一原子力発電所事故により汚染された土壌中で養殖したミミズの放射性セシウム摂取と滞留」に関する論文です。著者らは「放射性セシウムの非人間生物相と環境への影響を理解するには、最も重要な土壌生物に属するミミズに関してその放射性同位体の摂取と代謝の研究が肝心であり、今回研究対象としたシマミミズは化学物質への感度が高いこと、そして一般的なミミズの代表として知られている」と背景を説明されて、「ミミズ中の放射能濃度比、摂取と滞留、吸収線量率、そして放射性セシウムの分布」を分析されています。その結果、「セシウム137の濃度比- ミミズ中の放射性セシウム濃度に対する乾土中の濃度 -は養殖初期において高く、実験期間を通して徐々に減衰した」、「シマミミズが摂取したセシウム137が、ミミズを放射性セシウムが含まれない土壌で養殖した後すぐに無くなることは、ミミズ内の放射性セシウム代謝はきわめて早いことを示唆している」、「オートラジオグラフィーの結果は、消化管内の放射性セシウム濃度は土壌中の濃度と同程度に高かったこと、体組織の放射性セシウムは土壌中のそれよりも低かったこと、ミミズ体組織内の濃度はほぼ同一に分布していたこと、を示した」、「ミミズの全放射性セシウム- セシウム137とセシウム134の合計 -最大吸収線量率は1.9×10^3 (μGy/day)と計算された 」等を報告されています。
AUTHOR(S)
Fujiwara K, Takahashi T, Nguyen P, Kubota Y, Gamou S, Sakurai S, Takahashi S.
URL
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25464049
EnglishJapaneseReference
Eisenia fetida シマミミズ http://en.wikipedia.org/wiki/Eisenia_fetida
WebSiteURL
arXivhttp://arxiv.org/
PubMedhttp://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed
SSRNhttp://www.ssrn.com/en/