2015年06月08日 学術論文の紹介-02 / Introduction of Academic Paper #福島第一原子力発電所 #中国 #原子力発電所 #ラグランジアン型モデル #セシウム137 #冬季モンスーン #東南アジア

No.事項
1arXiv,PubMed,SSRN等から論文を紹介します。
2下表中、"BRIEF"欄の文責はアセット・マネジメント・コンサルティング株式会社にあります。
3Abstractから論文の概要を紹介します。

TITLEBRIEF
Trans-oceanic transport of 137Cs from the Fukushima nuclear accident and impact of hypothetical Fukushima-like events of future nuclear plants in Southern China. 本論文は「福島第一原子力発電所事故由来のセシウム137の大洋横断移行と中国南部で計画されている原子力発電所に福島型原子力事故が発生した場合の影響」に関する論文です。著者らは「10年以内に中国南部に建設が予定されている3つの原子力発電所に福島第一原子力発電所型事故が-4つの異なる季節において-発生した場合の放出されたセシウム137の影響をラグランジアン型モデルを用いて評価」されて、その結果、「地表500m内の大気中最大セシウム濃度は原子力発電所の近傍で10ベクレル/m^3に達する」、「1月では- 冬季モンスーンの影響のため -東南アジア諸国が放射能プルームにより最も影響を受ける」、「4月では影響は主として南部および北部中国に生じる」、「放射能プルームのデブリ(~1mBq/m^3)は北アメリカへと長距離移行される」、「気圧の谷と熱帯低気圧による頻繁かつ強い湿性除去のため影響範囲は7月が最小となる」、「1月、4月、7月および10月における最悪のケースでの最大影響範囲はそれぞれ2,382,000km^2、2,327,000km^2、517,000km^2および1,395,000km^2となる」と報告されています。また、「上記計算に先立って、福島第一原子力発電所事故でのセシウム137の大洋横断移行をシミュレート」されており、「観測値とモデルによるセシウム137濃度は同等であった」、「湿性除去パラメータ化を最適化するため感度ランを行った」、「高解像度の適用により予測精度が向上した」と報告され、「計算した太平洋横断大規模プルーム移行パターンを参考文献中のものと比較した」とされています。
AUTHOR(S)
Wai KM, Yu PK.
URL
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25474170
EnglishJapaneseReference
Nuclear power in China 中国の原子力発電所 http://en.wikipedia.org/wiki/Nuclear_power_in_China
WebSiteURL
arXivhttp://arxiv.org/
PubMedhttp://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed
SSRNhttp://www.ssrn.com/en/