2015年06月08日 学術論文の紹介-01 / Introduction of Academic Paper #福島第一原子力発電所 #甲状腺がん #チェルノブイリ #超音波検査 #尿中ヨウ素濃度 #放射性核種

No.事項
1arXiv,PubMed,SSRN等から論文を紹介します。
2下表中、"BRIEF"欄の文責はアセット・マネジメント・コンサルティング株式会社にあります。
3Abstractから論文の概要を紹介します。

TITLEBRIEF
The thyroid status of children and adolescents in Fukushima Prefecture examined during 20-30 months after the Fukushima nuclear power plant disaster: a cross-sectional, observational study. 本論文は「福島第一原子力発電所事故後、20ヶ月から30ヶ月に調査した福島県の子供と青年の甲状腺状態」に関する論文です。著者らは「福島第一原子力発電所事故の福島に住まう青年の甲状腺がん増加の可能性は- チェルノブイリ原子力発電所事故で学んだ教訓から -考慮すべき最重要の健康問題である」、「小児甲状腺がんはチェルノブイリ原子力発電所事故後3年から5年後に上昇し始めたと報告されているが、ソビエト連邦による甲状腺検査開始の遅れ、そして1980年代の超音波検査の品質の低さを考慮すると、実際の潜伏期間はそれよりも短いと推測される」と背景を説明されて、「原子力事故後比較的早い時点(20ヶ月から30ヶ月)の若い福島市民の甲状腺異常を特定すること、そして甲状腺超音波検査の結果、甲状腺に関連するバイオマーカーそして原子力事故後のごく初期に彼らが滞在していた地域のヨウ素131沈着量の間の関連を確認」されています。「横断的研究として」、「事故時18歳またはそれ以下(胎児を含む)の福島住民を被験者として」、「調査は質問紙調査、甲状腺超音波検査、甲状腺に関する血液検査および尿中ヨウ素濃度として」、「甲状腺超音波検査結果(実験参加者1137人)、血清中のホルモン(実験参加者731人)、尿中ヨウ素濃度(実験参加者770人)およびヨウ素131地表降下物量(実験参加者1137人)の関連を分析」された結果、「それら検査・測定値間に有意な関連は確認されなかった、また実験参加者の中に甲状腺がんと診断された者はいなかった」、「福島第一原子力発電所事故後20ヶ月から30ヶ月の時点において、放出された放射性核種による福島に住まう青年の甲状腺に対する悪影響は確認できなかった」と報告され、また「福島第一原子力発電所事故後の福島に住まう青年の甲状腺状態を詳述した初めての英語の報告書である」と結ばれています。
AUTHOR(S)
Watanobe H, Furutani T, Nihei M, Sakuma Y, Yanai R, Takahashi M, Sato H, Sagawa F.
URL
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25474311
EnglishJapaneseReference
serum 血清 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A1%80%E6%B8%85
WebSiteURL
arXivhttp://arxiv.org/
PubMedhttp://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed
SSRNhttp://www.ssrn.com/en/