2015年06月04日 学術論文の紹介-02 / Introduction of Academic Paper #福島第一原子力発電所 #低減係数 #南相馬市 #建築物遮断効果 #0.6 #3倍

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※下表中、"BRIEF"欄の文責はアセット・マネジメント・コンサルティング株式会社にあります。
※Abstractから論文の概要を紹介します。
TITLEBRIEF
Comparison between direct measurements and modeled estimates of external radiation exposure among school children 18 to 30 months after the Fukushima nuclear accident in Japan. 本論文は「福島第一原子力発電所事故後18ヶ月から30ヶ月後の学生の外部被ばくの測定値とモデルによる推定値との比較」に関する論文です。著者らは「大規模放射能事故後、健康リスク評価と適切な放射能防護対策のためには正確な線量の再構築が重要となる」と背景を説明され、「2011年の福島第一原子力発電所事故後、モデルによる推定線量と計測による線量の一致程度を評価し、不確かさを推定」されています。「福島第一原子力発電所の北20kmに位置する南相馬市の520人の学生を調査対象母集団として」、「福島第一原子力発電所事故後18ヶ月から30ヶ月の年間線量を2つの方法 - 日本政府のモデルと線量計による測定 - で評価」されて、「モデルによる平均推定値と線量計による平均測定値の比率は3.0(標準偏差は2.0)であった」、「低減係数 - 放射能減衰特性の指標 - は日本政府によるモデルでは0.6であるが、測定値では平均0.3(標準偏差は0.1)であった」、「共変量の調整後、低減係数と居住場所の空間線量率とには有意に負の相関(p値は<0.001)が確認され、それは高大気汚染レベルの地域では高い建築物遮断効果が重要となることを示唆している」等を報告され、「いくつかの過大評価は放射能低減効果の不確かさと関連があり、大気汚染レベルはそれら低減効果のより重要な指標となる可能性がある」と結論されています。
AUTHOR(S)
Nomura S, Tsubokura M, Hayano R, Furutani T, Yoneoka D, Kami M, Kanazawa Y, Oikawa T.
URL
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25514624
低減係数 http://www.nsr.go.jp/archive/nsc/anzen/sonota/houkoku/bousai220823.pdf#page=96
EnglishJapaneseReference
Minamisoma city 南相馬市 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%97%E7%9B%B8%E9%A6%AC%E5%B8%82
arXiv - http://arxiv.org/
PubMed - http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed
SSRN - http://www.ssrn.com/en/