2015年06月04日 学術論文の紹介-03 / Introduction of Academic Paper #福島第一原子力発電所 #放射性セシウム #安定セシウム #牛 #骨格筋 #内臓器官 #食品衛生法 #頸筋 #大腰筋 #内腿 #腎臓 #肝臓 #血液

No.事項
1:arXiv,PubMed,SSRN等から論文を紹介します。
2:下表中、”BRIEF”欄の文責はアセット・マネジメント・コンサルティング株式会社にあります。
3:Abstractから論文の概要を紹介します。

TITLEBRIEF
Distribution of radioactive cesium and stable cesium in cattle kept on a highly contaminated area of Fukushima nuclear accident. 本論文は「福島第一原子力発電所事故による高汚染地域の畜牛における放射性セシウムと安定セシウムの分布」に関する論文です。著者らは「食肉牛の放射能検査は通常、頸筋の一部を使って行われるが、畜牛中の放射性セシウムの分布に関する先行研究は少ない」と背景を説明されて、「福島第一原子力発電所事故による高汚染地域の畜牛19頭の様々な細胞中の放射性セシウムと安定セシウムを計測」されています。その結果、「骨格筋は約1.5から3倍、内臓器官より放射性セシウム濃度が高い」、「大腰筋および内腿は約1.2倍、頸筋より放射性セシウム濃度が高い」、「内臓器官では腎臓が放射性セシウムの最高濃度を示し、肝臓は最低濃度であった」、「血液中の放射性セシウム濃度は頸筋中の濃度の約8%であった」、「安定セシウム分布の特質は放射性セシウムとほぼ同じであった」、「個々の畜牛の細胞中の放射性セシウムと安定セシウムの相関係数は0.981±0.012であった」等を報告され、「食肉牛の頸筋で基準値である100Bq/kgに近い放射性セシウム濃度レベルが確認された際は食品衛生法違反の食肉の売買を防止するため、その他の筋肉の部位- 例えば内腿 -を使った再検査が必要である」と結論されています。 
AUTHOR(S)
Sato I, Okada K, Sasaki J, Chida H, Satoh H, Miura K, Kikuchi K, Otani K, Sato S.
URL
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25511231
EnglishJapaneseReference
Food Sanitation Act 食品衛生法 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A3%9F%E5%93%81%E8%A1%9B%E7%94%9F%E6%B3%95
WebSiteURL
arXivhttp://arxiv.org/
PubMedhttp://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed
SSRNhttp://www.ssrn.com/en/