2015年06月03日 学術論文の紹介-01 / Introduction of Academic Paper #福島第一原子力発電所 #水田 #侵食 #セシウム #深度分布

arXiv,PubMed,SSRN等から論文を紹介します。
※下表中、"BRIEF"欄の文責はアセット・マネジメント・コンサルティング株式会社にあります。
※Abstractから論文の概要を紹介します。
TITLEBRIEF
Depth distribution of cesium-137 in paddy fields across the Fukushima pollution plume in 2013. 本論文は「2013年における福島の汚染プルームに渡る水田中のセシウム137の深度分布」に関する論文です。著者らは「2011年3月の原子力事故後、福島第一原子力発電所の北西3000km^2の範囲にわたって多量の放射性セシウムが沈着した」、「事故後数カ月間における土壌中のセシウム137の動態については多くの研究がなされてきたが、本地域での台風発生後における水田中の放射性汚染物質の深度分布についてはさらなる調査が必要である」、「それらの調査は水田での潜在的な被曝の可能性を最小化するのに役立つことができる」と背景を説明されて、「水田中の放射性核種濃度、有機物および粒径を分析するために2013年11月、福島第一原子力発電所の北20kmの水田から10の土壌コアサンプルを採集」され、その結果、「セシウム137の深度方向の移行は土壌上層内(<5cm)に集中していた」、「原子力事故後30カ月以上を経て、積算降雨量は3300mmであったにもかかわらずセシウム137総インベントリの46.8%から98.7%が土壌上層5cm以内で確認された」、「それに加えてセシウム137の深度分布とその他のパラメーターとの間に有意な相関は確認されたなかった」等を報告されています。そして「セシウム137の最大浸透深度は草刈りと農作業とに関連があると考えられる」、「進行中の除染作業は土壌受食性を高める可能性がある」、「それ故、降雨時の汚染物質の侵食を避けるためには植物除去後の汚染土壌上層の迅速な除去が推奨される」、「福島県内の放射性セシウムの再分布に対する侵食の影響を十分に理解するためにはさらなる分析が必要である」等と提言・結論されています。
AUTHOR(S)
Lepage H, Evrard O, Onda Y, Lefèvre I, Laceby JP, Ayrault S.
URL
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26026933
EnglishJapaneseReference
paddy fields 水田 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%B0
arXiv - http://arxiv.org/
PubMed - http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed
SSRN - http://www.ssrn.com/en/