2015年06月02日 学術論文の紹介-01 / Introduction of Academic Paper #福島第一原子力発電所 #福島 #東京 #京都 #大学生 #トラウマ #不安 #うつ #怒り #メンタルヘルス

arXiv,PubMed,SSRN等から論文を紹介します。
※下表中、"BRIEF"欄の文責はアセット・マネジメント・コンサルティング株式会社にあります。
※Abstractから論文の概要を紹介します。
TITLEBRIEF
Mental Health Problems among Undergraduates in Fukushima, Tokyo, and Kyoto after the March 11 Tohoku Earthquake. 本論文は「東日本大震災後の福島、東京および京都の大学生のメンタルヘルス」に関する論文です。著者らは「2011年3月11日、東日本大震災は東北地域を壊滅させ、津波と原子力事故を引き起こした」、「それら3つの災害は甚大な身体的被害の原因となったが、それらの精神的影響は不明のままである」と背景を説明されて、「震災直後と2.5年後の日本人の青年の間のトラウマ反応-内在化症状(不安および鬱)および外在化症状(怒り)-」を調査されています。「異なる影響を受けた3つの地域-福島、東京および京都-の大学生435人を被験者」として「震災直後および2.5年後の被験者のトラウマ反応、不安、鬱症状、機能障害、そして怒りを測定するために、一連の質問紙調査」を実施されています。その結果として「東京の実験参加者が地震直後では最も高いレベルのトラウマ反応と内在化症状を示し、一方福島の参加者は有意に高いレベルの特性怒り、怒りの抑制、怒りの表出を示した」、「京都の参加者では震災から2.5年後の不安とうつのレベルが震災直後のそれらのレベルより有意に高かった」、「結論として怒りの症状は災害の中心地または近傍に住んでいた青年の間で高く、不安と鬱は災害地から遠く離れた地域に住む青年の間で高かった」等を報告されており、「得られた知見は直接的に被害を受けた地域に住む青年同様に、災害地の近傍には住んでいなかった青年へのメンタルヘルスサービスも重要であることを示唆している」と結論されています。
AUTHOR(S)
Ishikawa S, Motoya R, Sasagawa S, Takahashi T, Okajima I, Takeishi Y, Essau CA.
URL
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26027674
EnglishJapaneseReference
State-Trait Anxiety Inventory STAI状態・特性不安検査 http://www.chs.nihon-u.ac.jp/pe_dpt/mizuochi/sposin-e/kojin/yatsui/stai.html
arXiv - http://arxiv.org/
PubMed - http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed
SSRN - http://www.ssrn.com/en/