2015年06月01日 学術論文の紹介-02 / Introduction of Academic Paper #福島第一原子力発電所 #つくば #セシウム #ヨウ素 #エアロゾル #存在形態 #放射能比 #同位体比 #原子数比

arXiv,PubMed,SSRN等から論文を紹介します。
※下表中、"BRIEF"欄の文責はアセット・マネジメント・コンサルティング株式会社にあります。
※Abstractから論文の概要を紹介します。
TITLEBRIEF
Speciation of radiocesium and radioiodine in aerosols from Tsukuba after the Fukushima nuclear accident. 本論文は「福島第一原子力発電所事故後における、つくばのエアロゾル中の放射性セシウムと放射性ヨウ素の存在形態」に関する論文です。著者らは「2011年の福島第一原子力発電所事故後直ぐに、放出された放射性核種の化学的挙動と同位体比を分析するために日本のつくばでエアロゾルサンプルを採集し、放射性セシウムと放射性ヨウ素の存在形態を分析」されて、「殆どのセシウム134とセシウム137は有機物に吸着されており(53%から91%)、5%から15%は水溶性画分、ミネラルの放射性セシウムは無視できる割合であった」、「このパターンは硫酸塩と有機物がセシウムを保持する粒子としての主たるキャリアである可能性を示唆している」、「エアロゾルサンプル中のヨウ素129は可溶性無機ヨウ素(ヨウ素イオンやヨウ素酸イオン)、可溶性有機ヨウ素および抽出が困難なヨウ素等として様々な割合で存在している」、「測定された平均ヨウ素129/ヨウ素131原子数比16.0±2.2は雨水から測定された数値と十分に一致しており、土壌表層サンプル中の数値と矛盾がない」、「その他のエアロゾルと海水サンプルと併せて、初期のヨウ素129/セシウム137放射能比は~4×10^(–7)と確認された」、「セシウム134/セシウム137放射能比が1.04± 0.04、ヨウ素129/ヨウ素131原子数比が16.0±2.2と実質的には一定であったのとは対照的に、ヨウ素129/セシウム137放射能比は3.5×10^(–7)から5×10^(–6)までとバラつきがあり、放射性セシウムと放射性ヨウ素では経時的および空間的に異なる拡散と沈着パターンが見られた」等を報告されており、「それら知見は、ヨウ素129は-セシウム137の代わりに-ヨウ素131の再構築のための代替として検討されるべきであることを示唆している」と結論されています。
AUTHOR(S)
Xu S, Zhang L, Freeman SP, Hou X, Shibata Y, Sanderson D, Cresswell A, Doi T, Tanaka A.
URL
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25522224
EnglishJapaneseReference
Tsukuba つくば市 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%A4%E3%81%8F%E3%81%B0%E5%B8%82
arXiv - http://arxiv.org/
PubMed - http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed
SSRN - http://www.ssrn.com/en/