2015年05月29日 学術論文の紹介-01 / Introduction of Academic Paper #福島第一原子力発電所 #東日本大震災 #福島県民健康管理調査 #多血症 #赤血球数 #ヘモグロビン #ヘマトクリット #標準化偏回帰係数

arXiv,PubMed,SSRN等から論文を紹介します。
※下表中、"BRIEF"欄の文責はアセット・マネジメント・コンサルティング株式会社にあります。
※Abstractから論文の概要を紹介します。
TITLEBRIEF
Life as an evacuee after the Fukushima Daiichi nuclear power plant accident is a cause of polycythemia: the Fukushima Health Management Survey. 本論文は「福島第一原子力発電所事故後の避難生活と多血症との関連」に関する論文です。著者らは「東日本大震災と福島第一原子力発電所事故は人々に郷里からの避難を強いた」、「政府指定避難地域からの多くの避難者は、生活習慣、食事、運動そしてその他の個人的習慣の変更を強いられた」、「生活習慣病予防を補助するために-福島県民健康管理調査の4つの詳細調査の一つである-健康診査が行われた」と背景を説明されて、「大災害前後の40歳以上の個人の健診データを比較することにより、赤血球数、ヘモグロビン値、そしてヘマトクリット値の変化」を分析されています。「福島第一原子力発電所の近辺に住まう日本人男女を対象」、「2008年から毎年、医療保険により40歳以上の被保険者、扶養家族向けのメタボリックシンドロームに重点を置いた健康診断が行われている」、「全ての分析は40歳から90歳までの男女に限っている」、「大災害前後の赤血球数、ヘモグロビン値、ヘマトクリット値そして多血症の有病率の変化を比較」として、その結果「避難者は男女共に赤血球数、ヘモグロビン値、ヘマトクリット値が有意に増加していた」、「年齢、性別、喫煙状態、過度のアルコール摂取、肥満度、ベースラインヘモグロビン値で調整したヘモグロビン値の上昇と避難との間には有意な関連があった(標準化偏回帰係数は0.16、p値は<0.001)」、「さらに、喫煙状態または肥満で層化した多血症の有病率もまた避難者のグループでは増加していた」等を報告され、「著者らの知る限り、避難と多血症リスクとの関連を明らかにした初めてのレポートである」、「得られた知見は避難者のための今後の定期的な健診と生活スタイルのアドバイスにとって、非常に重要である」と結論されています。
AUTHOR(S)
Sakai A, Ohira T, Hosoya M, Ohtsuru A, Satoh H, Kawasaki Y, Suzuki H, Takahashi A, Kobashi G, Ozasa K, Yasumura S, Yamashita S, Kamiya K, Abe M; Fukushima Health Management Survey Group.
URL
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25539683
EnglishJapaneseReference
polycythemia 多血症 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%9A%E8%A1%80%E7%97%87
arXiv - http://arxiv.org/
PubMed - http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed
SSRN - http://www.ssrn.com/en/