2015年05月27日 学術論文の紹介-03 / Introduction of Academic Paper #福島第一原子力発電所 #チェルノブイリ原子力発電所 #TREE4 #セシウム #放射線防護・原子力安全研究所 #栃木 #リター落下 #林内雨 #樹幹流

arXiv,PubMed,SSRN等から論文を紹介します。
※下表中、"BRIEF"欄の文責はアセット・マネジメント・コンサルティング株式会社にあります。
※Abstractから論文の概要を紹介します。
TITLEBRIEF
Modeling the early-phase redistribution of radiocesium fallouts in an evergreen coniferous forest after Chernobyl and Fukushima accidents. 本論文は「チェルノブイリ原子力発電所事故及び福島第一原子力発電所事故後の常緑針葉樹林中の放射性セシウム降下物の初期段階における再移行のモデル化」に関する論文です。著者らは「チェルノブイリ原子力発電所事故後、大気降下物の林冠への短期再移行に関する情報を含むヨーロッパの森林生態系中の放射性セシウムの移行に関する膨大なデータを科学者は得た」、「国際的プログラムとして放射線防護・原子力安全研究所は15年前に"TREE4"と名付けた森林中での放射性核種の移行と外部被ばくに関するモデルを開発した」、「福島第一原子力発電所事故由来の放射性セシウム降下物による日本の常緑針葉樹林汚染に関する論文が最近公表され、事故から数か月間における森林中の放射能質量流量に関する興味深い量的データが提供された」と背景を説明され、「"TREE4"モデルは問題なく日本の森林に応用できるか否か、または調整が必要か否かを検討」されています。「林冠による空中の放射性セシウムの捕捉そしてリター落下、林内雨および樹幹流等によるその後の林床への移行に焦点を当てる」として、「"TREE4"は問題なく栃木の森林(※Abstract中、"the Tochigi forest")における遮断係数(20%)そして林冠から土壌への移行(5カ月間の総沈着量の70%)を予測した」、「この動態はHöglwaldトウヒ森林で観察されたものと類似している」、「しかしながら栃木の森林におけるリッター落下の予想外に高い分布(5カ月間で31%)はシミュレーション(2.5%)で再現できなかった」と報告され、「この差に関する考えられる理由を検討し、沈着条件における不確実性に対する結果の感度を分析する」と述べられています。
AUTHOR(S)
Calmon P, Gonze MA, Mourlon C.
URL
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26005747
Höglwald spruce forest- http://www.expeeronline.eu/43-expeer-ta-sites/119-hoeglwald-forest-germany.html
EnglishJapaneseReference
French Institute for Radiological Protection and Nuclear Safety 放射線防護・原子力安全研究所 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%94%BE%E5%B0%84%E7%B7%9A%E9%98%B2%E8%AD%B7%E3%83%BB%E5%8E%9F%E5%AD%90%E5%8A%9B%E5%AE%89%E5%85%A8%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%89%80
arXiv - http://arxiv.org/
PubMed - http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed
SSRN - http://www.ssrn.com/en/