2015年05月22日 学術論文の紹介-02 / Introduction of Academic Paper #福島第一原子力発電所 #放射線業務従事者 #メルトダウン #水素爆発 #安定ヨウ素剤 #労働管理

arXiv,PubMed,SSRN等から論文を紹介します。
※下表中、"BRIEF"欄の文責はアセット・マネジメント・コンサルティング株式会社にあります。
※Abstractから論文の概要を紹介します。
TITLEBRIEF
Radiation occupational health interventions offered to radiation workers in response to the complex catastrophic disaster at the Fukushima Daiichi Nuclear Power Plant. 本論文は「福島第一原子力発電所での複合的、壊滅的な災害に対応する放射線業務従事者への健康介入」に関する論文です。著者らは「福島第一原子力発電所は2011年3月11日の東日本大震災、津波、その後のメルトダウンと水素爆発の連鎖反応により重大な損傷を受けた」、「結果として1986年のチェルノブイリ原子力発電所事故以来、最悪の原子力事故となった」、「チェルノブイリ原子力発電所事故同様、災害対応、救助活動、原子力発電所の封鎖、そして除染作業等様々な業務のために、緊急作業員が集められた」と背景を説明され、「福島第一原子力発電所の放射線業務従事者への様々な健康介入のタイプと効果」を詳述されています。「それら介入は不必要な放射線過剰被曝と関連する健康への悪影響及び労働災害を防止するために実施された」、「全緊急作業員の1%未満が100mSv超の外部放射線に被曝し、今日まで放射線を原因とする作業員の死亡や健康被害は報告されていない」、「新しい被ばく規制値の設定、線量測定方法の向上、安定ヨウ素剤の管理、健康追跡システムの稼働、そして労働医療と予防措置の向上を含む、いくつかの健康介入が行われた」、「それら介入は不必要な被曝を防止するためのみでなく、メンタルヘルス、熱中症、感染症のような一般的な健康問題を管理するためにも不可欠であった」等を報告され、「前述した健康介入の長期的管理は、過去最も厳しい労働健康リスク下の一つに置かれている放射線作業員のために現在行われているサポートとケアを確かなものにするためには不可欠である」と提言されています。
AUTHOR(S)
Shimura T, Yamaguchi I, Terada H, Okuda K, Svendsen ER, Kunugita N.
URL
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25413928
EnglishJapaneseReference
radiation worker 放射線業務従事者 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%94%BE%E5%B0%84%E7%B7%9A%E6%A5%AD%E5%8B%99%E5%BE%93%E4%BA%8B%E8%80%85
arXiv - http://arxiv.org/
PubMed - http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed
SSRN - http://www.ssrn.com/en/