2015年05月20日 学術論文の紹介-03 / Introduction of Academic Paper #福島第一原子力発電所 #カナダ #ブリティッシュコロンビア州 #北アメリカ沿岸 #セシウム134 #セシウム137 #大気圏核実験

arXiv,PubMed,SSRN等から論文を紹介します。
※下表中、"BRIEF"欄の文責はアセット・マネジメント・コンサルティング株式会社にあります。
※Abstractから論文の概要を紹介します。
TITLEAUTHOR(S)URLBRIEF
Arrival of the Fukushima radioactivity plume in North American continental waters. Smith JN, Brown RM, Williams WJ, Robert M, Nelson R, Moran SB. http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25548181 本論文は「北アメリカ大陸の水域への福島第一原子力発電所事故由来の放射能雲の検出」に関する論文です。著者らは「2011年の福島第一原子力発電所事故による北西太平洋への放射性物質の大規模放出は、海洋を超えて北アメリカにまで放射性核種が拡散されるのでは、という重大な懸念を生じさせた」と背景を説明されて、「福島原子力発電所事故由来の放射能の北太平洋東部への移行に関する初めての系統的分析」の結果、「海水中のセシウム134とセシウム137の時系列データより、福島原子力発電所事故由来の放射性核種の初期の到達は、事故からおよそ1.3年後の2012年6月、カナダのブリティッシュコロンビア州の西1500kmの地点まで海流に乗って移行されてきたことが確認された」、「2013年6月までにカナダ大陸棚上で放射性核種が拡散され、2014年2月までに濃度(水柱上部150m)は2Bq/m^3に達し、結果として大気圏核実験による放射性降下物バックグラウンドの倍となった」、「著者らの測定結果と矛盾のない海洋循環モデルによれば、将来の北アメリカ沿岸沖の全セシウム137レベル(福島第一原子力発電所事故由来とフォールアウトの合計)は、2021年までに放射性降下物バックグラウンドレベルの約1Bq/m^3近くまで減衰する前に、2015年から2016年までに最大で3Bq/m^3から5Bq/m^3に達する可能性があることを示唆している」、「福島原子力発電所事故により上昇した北太平洋東部のセシウム137濃度は1980年代の、人間の健康や自然環境に脅威をもたらすレベルではない、フォールアウトレベルにまで戻るであろう」等を報告されています。
EnglishJapaneseReference
North American continental 北アメリカ大陸 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8C%97%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB%E5%A4%A7%E9%99%B8
arXiv - http://arxiv.org/
PubMed - http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed
SSRN - http://www.ssrn.com/en/