2015年05月20日 学術論文の紹介-02 / Introduction of Academic Paper #福島第一原子力発電所 #魚類 #セシウム134 #セシウム137 #ストロンチウム90 #底生魚 #預託実効線量

arXiv,PubMed,SSRN等から論文を紹介します。
※下表中、"BRIEF"欄の文責はアセット・マネジメント・コンサルティング株式会社にあります。
※Abstractから論文の概要を紹介します。
TITLEAUTHOR(S)URLBRIEF
Radiological dose rates to marine fish from the Fukushima Daiichi accident: the first three years across the North Pacific. Johansen MP, Ruedig E, Tagami K, Uchida S, Higley K, Beresford NA. http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25532541 本論文は「福島第一原子力発電所事故から最初の3年間の北太平洋における海産魚の線量率」に関する論文です。著者らは「福島第一原子力発電所近傍と太平洋に渡る魚類組織、堆積物及び海水のサンプル中の放射性核種測定の、より完全な記録が揃った」と背景を説明され、「公表されたデータについての著者らによる分析結果は、福島第一原子力発電所近傍で最も影響を受けた魚類の線量率(2012年から2014年のデータ、中央値は1.1mGy/d)は潜在的な線量効果のベンチマークレベルを超えて残留していることを示唆する」、「セシウム134とセシウム137の線量率は底生魚で最高値を示した」、「セシウム134とセシウム137に加えて、ストロンチウム90は最大でおよそ2013年における福島第一原子力発電所近傍の魚の全線量率の1/2を占めていると推定された」、「福島第一原子力発電所から東に100~200kmの中深海水層の魚類、アリューシャン列島の沿岸魚、そして環太平洋回遊魚は、すべて福島第一原子力発電所事故により線量率は上昇したが、それらの全線量率は主としてバックグラウンド放射性核種が占めている」、「2013年に福島第一原子力発電所から3km地点の魚類を50kg摂取したヒトの、福島第一原子力発電所と環境中の放射性核種由来の、全預託実効線量はおよそ0.95mSv/年(annual)であり、その内0.13mSv/年(14%分に相当)が福島第一原子力発電所からの放射性核種であり、それは公衆被曝のベンチマーク1mSv/年以下である」と報告されています。
EnglishJapaneseReference
Demersal fish 底生魚 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BA%95%E9%AD%9A
arXiv - http://arxiv.org/
PubMed - http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed
SSRN - http://www.ssrn.com/en/