2015年05月19日 学術論文の紹介-02 / Introduction of Academic Paper #福島第一原子力発電所 #フキ #ツクシ #葉身 #葉柄 #セシウム137 #カリウム40 #実効半減期

arXiv,PubMed,SSRN等から論文を紹介します。
※下表中、"BRIEF"欄の文責はアセット・マネジメント・コンサルティング株式会社にあります。
※Abstractから論文の概要を紹介します。
TITLEAUTHOR(S)URLBRIEF
Effective half-lives of (137)Cs in giant butterbur and field horsetail, and the distribution differences of potassium and (137)Cs in aboveground tissue parts. Tagami K, Uchida S. http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25588954 本論文は「フキとツクシ中のセシウム137の実効半減期および地上部組織中のカリウムとセシウム137の分布の違い」に関する論文です。著者らは「日本における福島第一原子力発電所事故の影響を明らかにするために2012年から2014年にかけて山菜(フキの葉身と葉柄、ツクシの葉、茎、球果)の様々な組織中のセシウム137とカリウム40濃度を測定」されて、「セシウム137濃度は経時とともに減衰し、フキでの実効半減期は約450日、ツクシでは約360日であった」、「分散分析の結果、カリウム40とセシウム137の分布はフキの葉身と葉柄およびツクシの葉と茎では異なっていた」、「それ故、その他の植物、イタドリとセイタカアワダチソウの葉と茎、イチョウとソメイヨシノの葉身と葉柄を同じサンプリング地点から採集して、それらのセシウム137とカリウム40濃度をフキとツクシの数値と比較した」、「セシウム137については6種類全ての植物で、葉身と葉部分の濃度は葉柄と茎部分よりも1.1から6倍高かった」、「その一方でカリウム40濃度については葉身と葉部分の濃度は葉柄と茎部分の0.4から0.97倍であった」、「それら結果は対象植物中でのセシウムとカリウムの動態は同様ではないことを示唆している」等を報告され、「それ故、セシウムの化学反応はカリウムに類似していると知られているが、植物中の放射性セシウムの動態を理解するに際して、カリウムでの動態計測結果を類似物質であるとしてセシウムに適用すべきではない」と結論されています。
EnglishJapaneseReference
giant butterbur フキ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%AD
field horsetail スギナ/ツクシ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%82%AE%E3%83%8A
Japanese knotweed イタドリ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%82%BF%E3%83%89%E3%83%AA
Canada goldenrod セイタカアワダチソウ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BB%E3%82%A4%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%82%A2%E3%83%AF%E3%83%80%E3%83%81%E3%82%BD%E3%82%A6
gingko イチョウ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%81%E3%83%A7%E3%82%A6
Someiyoshino cherry ソメイヨシノ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BD%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%83%A8%E3%82%B7%E3%83%8E
arXiv - http://arxiv.org/
PubMed - http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed
SSRN - http://www.ssrn.com/en/