2015年05月19日 学術論文の紹介-01 / Introduction of Academic Paper #福島第一原子力発電所 #チェルノブイリ原子力発電所 #パラコート #セシウム137 #認知機能 #環境化学物質 #同時暴露

arXiv,PubMed,SSRN等から論文を紹介します。
※下表中、"BRIEF"欄の文責はアセット・マネジメント・コンサルティング株式会社にあります。
※Abstractから論文の概要を紹介します。
TITLEAUTHOR(S)URLBRIEF
Neurobehavioral effects of concurrent exposure to cesium-137 and paraquat during neonatal development in mice. Heredia L, Bellés M, Llovet MI, Domingo JL, Linares V. http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25602925 本論文は「セシウム137とパラコートに同時に暴露させた新生児期のマウスの神経行動学的影響」に関する論文です。著者らは「チェルノブイリ発電所事故や福島第一原子力発電所事故のような原子力事故の結果、人によっては外部及び内部から電離放射線に被ばくした」、「胎児期及び出生後の人間の脳は分子機構が完全には完了していないため電離放射線に極めて敏感である」、「様々な研究の結果、低線量電離放射線被ばくは高い確率で認知機能障害を引き起こすことがわかっている」、「その一方で、先進工業国では人々は日常多くの有毒汚染物質にさらされている」、「パラコートのような環境化学物質にさらされることが、放射線によって引き起こされる脳の発達への毒性作用をより促進する可能性がある」と背景を説明されて、「胎児の脳の発達期間にセシウム137による低線量内部被ばくとパラコートへの暴露を同時に生じさせた場合の認知作用」を分析されています。「生後10日(PND10)の二つのグループのマウス(C57BL/6J)をセシウム137とパラコートに暴露」、「自発行動、学習、記憶容量、不安を確認するための行動試験」等を行われた結果、「セシウム137またはパラコート単独で暴露させた場合、認知機構に有意な影響は確認されなかった」、「しかしセシウム137とパラコートに同時に暴露させたとき、作業記憶と不安に変化が確認された」と報告されています。
EnglishJapaneseReference
C57BL/6 C57BL/6 http://ja.wikipedia.org/wiki/C57BL/6
arXiv - http://arxiv.org/
PubMed - http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed
SSRN - http://www.ssrn.com/en/