2015年05月18日 学術論文の紹介-01 / Introduction of Academic Paper #福島第一原子力発電所 #セシウム #タゴガエル #両生類 #食物網 #栄養段階

arXiv,PubMed,SSRN等から論文を紹介します。
※下表中、"BRIEF"欄の文責はアセット・マネジメント・コンサルティング株式会社にあります。
※Abstractから論文の概要を紹介します。
TITLEAUTHOR(S)URLBRIEF
Radiocesium accumulation in the anuran frog, Rana tagoi tagoi, in forest ecosystems after the Fukushima Nuclear Power Plant accident. Takahara T, Endo S, Takada M, Oba Y, Nursal WI, Igawa T, Doi H, Yamada T, Okuda T. http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25638689 本論文は「福島第一原子力発電所事故後の森林生態系におけるタゴガエル中の放射性セシウムの蓄積」に関する論文です。著者らは「森林食物網において両生類は重要な構成要素である」、「カエルの放射能濃度調査に際して、森林生態系で放射性セシウムが低次栄養段階から高次栄養段階へと、どの様に移行しているのか理解することが重要である」と背景を説明されて、「福島第一原子力発電所事故からおよそ2年半後の林床で捕獲したタゴガエル中の放射性セシウム134とセシウム137の放射能濃度を測定」、「福島第一原子力発電所から様々な距離の地点で66匹のタゴガエルを捕獲」されています。そして「放射性セシウムの蓄積と空間放射線量率および落葉枝汚染との間には正の相関が見られた、しかし福島第一原子力発電所からの距離とは相関が見られなかった」、「体内放射能と体重や身長との相関は見られなかった」等を報告されており、「それら結果は利用可能な食物資源における差異が個々の汚染度における大きなばらつきをもたらしていることを示唆している」と結論され、「陸生および水生の両生類の汚染レベルの監視は、森林食物網を通した放射性セシウム移行のプロセスとメカニズムを明らかにするために不可欠である」と提言されています。
EnglishJapaneseReference
Rana tagoi tagoi タゴガエル http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%82%B4%E3%82%AC%E3%82%A8%E3%83%AB
arXiv - http://arxiv.org/
PubMed - http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed
SSRN - http://www.ssrn.com/en/