2015年05月17日 学術論文の紹介-02 / Introduction of Academic Paper #福島第一原子力発電所 #セシウム137 #地下水 #河川水 #疣石山 #高太石山 #山木屋地区 #チェルノブイリ発電所 #林冠

arXiv,PubMed,SSRN等から論文を紹介します。
※下表中、"BRIEF"欄の文責はアセット・マネジメント・コンサルティング株式会社にあります。
※Abstractから論文の概要を紹介します。
TITLEAUTHOR(S)URLBRIEF
Temporal changes in dissolved 137Cs concentrations in groundwater and stream water in Fukushima after the Fukushima Dai-ichi Nuclear Power Plant accident. Iwagami S, Tsujimura M, Onda Y, Nishino M, Konuma R, Abe Y, Hada M, Pun I, Sakaguchi A, Kondo H, Yamamoto M, Miyata Y, Igarashi Y. http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25975738 本論文は「福島第一原子力発電所事故後の福島県の地下水および河川水中の溶存態放射性セシウム137濃度の経時変化」に関する論文です。著者らは「東日本大震災後、福島第一原子力発電所から北西35km内に位置する山木屋地区の集水域源流の地下水と河川水の溶存態放射性セシウム137濃度を2011年6月から2013年7月にかけて計測」、「それぞれの地点でおよそ2ケ月毎に地下水及び河川水から採水」、「暴風雨時のサンプリングも実施」されて、「チェルノブイリ原子力発電所事故のデータと比較すると、河川中の溶存態セシウム137濃度は低い」、「疣石山(いぼいし山)集水域では河川中の溶存態セシウム137濃度は、2011年10月を境に2段階(土壌への固定化と循環プロセスによるゆっくりとした減衰とそれ以前)に分けられる、減衰傾向にあった」、「2011年8月6日に疣石山で記録された最高セシウム137濃度は1.2Bq/Lであり、2013年には0.021-0.049Bq/Lにまで減衰した(平水時の河川水)」、「降雨時、河川中の溶存態セシウム137の濃度は一時的に上昇した」、「疣石山の地下30mを流れる地下水中の溶存態セシウム137濃度は2011年から2013年にかけて0.039Bq/Lから0.0025 Bq/Lへの減衰傾向にあった」、「3つの集水域の河川の実効半減期は1段階目と第2段階目、それぞれ0.1-0.2年と1.0-2.2年であった」、「地下水の実効半減期は高太石山(こうたいし山)で0.7-0.8年、疣石山で0.7-4.8年であった」、「2012年から2013年を通じて地下水と河川中の溶存態セシウム137濃度の減衰傾向は同様であった、そして深層地下水中の濃度は河川水中の濃度に近かった」、「河川水中の溶存態セシウム137濃度の減衰傾向は、山木屋地区の森林に関する他の報告にも見られるように、林内雨による林冠のセシウム137の減少の減衰傾向と同様であった」等を報告されています。
EnglishJapaneseReference
Yamakiya district 山木屋地区 http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201406/20140603_61007.html
arXiv - http://arxiv.org/
PubMed - http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed
SSRN - http://www.ssrn.com/en/