2015年05月17日 学術論文の紹介-01 / Introduction of Academic Paper #福島第一原子力発電所 #トリチウム #平水時 #セシウム137 #相関係数

arXiv,PubMed,SSRN等から論文を紹介します。
※下表中、"BRIEF"欄の文責はアセット・マネジメント・コンサルティング株式会社にあります。
※Abstractから論文の概要を紹介します。
TITLEAUTHOR(S)URLBRIEF
Nuclear accident-derived 3H in river water of Fukushima Prefecture during 2011-2014. Ueda S, Hasegawa H, Kakiuchi H, Ochiai S, Akata N, Hisamatsu S. http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25973539 本論文は「2011年から2014年における福島県内の河川中の福島第一原子力発電所事故由来のトリチウム」に関する論文です。著者らは「福島第一原子力発電所事故によりセシウム137が降下した福島県の山岳地域の2つの川の平水時および氾濫時の河川水サンプル中のトリチウム濃度を2011年から2014年にかけて計測」されて、「バックグラウンドレベルを超えるトリチウム濃度が2011年の平水時と氾濫時に確認された」、「氾濫時におけるトリチウム濃度は平水時の濃度よりも高かった」、「両河川中の平水時と氾濫時におけるトリチウム濃度は原子力事故後、経時とともに減衰し、2013年にはバックグラウンドレベルに戻った」と報告されています。また著者らは「2012年から2014年にかけて福島県東部の他の16の河川と1つのダムから平水時の淡水中のトリチウム濃度を計測」されています。その結果「2012年のトリチウム濃度はバックグラウンドレベルより高く、経時とともに減衰した」と報告されており、さらに「各サンプリング地点の集水域のセシウム137インベントリを文献中の航空機モニタリングの結果から推定し、トリチウム濃度と比較」した結果、「集水域のセシウム137インベントリとサンプル水中のトリチウム濃度の間には高い相関が見られた」と報告されており、「高い相関の理由を明確にするために、さらなる研究が必要である」と結ばれています。
EnglishJapaneseReference
air-borne monitoring 航空機モニタリング http://radioactivity.nsr.go.jp/ja/list/191/list-1.html
arXiv - http://arxiv.org/
PubMed - http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed
SSRN - http://www.ssrn.com/en/