2015年05月15日 学術論文の紹介-01 / Introduction of Academic Paper #福島第一原子力発電所 #プルトニウム #海水 #底質 #強熱減量 #生物源オパール #沿岸 #日本列島

arXiv,PubMed,SSRN等から論文を紹介します。
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※Abstractから論文の概要を紹介します。
TITLEAUTHOR(S)URLBRIEF
Distributions of Pu isotopes in seawater and bottom sediments in the coast of the Japanese archipelago before and soon after the Fukushima Dai-ichi Nuclear Power Station accident. Oikawa S, Watabe T, Takata H. http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25659922 本論文は「福島第一原子力発電所事故前及び直後の日本列島の沿岸の海水と底質中のプルトニウム同位体の分布」に関する論文です。著者らは「先行研究として底質中のプルトニウム同位体とアメリシウム241について報告」されており、本研究では「日本列島周辺の商用原子力発電所周辺の海洋環境中のプルトニウム同位体のレベルとプルトニウム240/プルトニウム239原子数比を調査するため、2008年4月24日から2011年6月3日に渡って放射能測定」を行い「先行研究での底質調査と同様に海水中のプルトニウム同位体、そして併せて底質の特質(強熱減量や生物源オパール含有量)を報告」されています。調査の結果、「海水中および底質中のプルトニウム239+240濃度は調査期間中に渡って全てのサンプリング地点でほぼ一定であった」、「さらに海面中のプルトニウム239+240濃度に地域差は見られなかった」、「深海サンプル地点の海底中で高いプルトニウム239+240濃度が確認された、しかしその原子数比は水深に関わらずほぼ一定であった」、「深海サンプル地点の底質中でも高いプルトニウム239+240濃度が確認された、しかしその原子数比については、先行研究で報告したように、逆の結果であった」、「深海地点の底質サンプルは高いパーセンテージの強熱減量と高い含有量の生物源オパール含有量を示した」等を報告されています。そして「プルトニウム同位体の海底深部への移行を推進する、生体成分と関連のある何らかの現象がある可能性」を指摘され、「福島第一原子力発電所事故は近海中のプルトニウム同位体インベントリに大きくは影響していない」と結論されています。
EnglishJapaneseReference
Japanese archipelago 日本列島 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%88%97%E5%B3%B6
arXiv - http://arxiv.org/
PubMed - http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed
SSRN - http://www.ssrn.com/en/