2015年05月14日 学術論文の紹介-01 / Introduction of Academic Paper #福島県 #茨城県 #ストロンチウム #パウデックス #陽イオン交換

arXiv,PubMed,SSRN等から論文を紹介します。
※下表中、"BRIEF"欄の文責はアセット・マネジメント・コンサルティング株式会社にあります。
※Abstractから論文の概要を紹介します。
TITLEAUTHOR(S)URLBRIEF
Determination of low-level radiostrontium, with emphasis on in situ pre-concentration of Sr from large volume of freshwater sample using Powdex resin. Tomita J, Yamamoto M, Nozaki T, Tanimura Y, Oishi T. http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25965870 本論文は「パウデックス樹脂を使った低レベルのストロンチウムの検出」に関する論文です。著者らは「水酸化ナトリウムや無機酸のような劇物を使わずにパウデックス樹脂を利用して多数の地点の大量(100から300リットル)の淡水サンプル中の放射性セシウムをin-situ予備濃縮」して「環境淡水サンプル中の低レベル放射性ストロンチウムを検出」する分析法を開発しました。「サンプル水の導電率の計測により大量のサンプル水からストロンチウムの回収するために必要となるパウデックス樹脂量の推定が可能」として、「ストロンチウムを吸収したパウデックス樹脂は研究室に持ち帰り、樹脂に吸収されたストロンチウムは硝酸(8モル/リットル、ストロンチウム担体添加)で溶出」、「水酸化カルシウムの沈殿を利用してほとんどのカルシウムを溶離後、ベータ線計測のためにストロンチウムは放射化学的に陽イオン交換により分離」され、その結果「それら分析を通してのストロンチウム平均収率は88%であった」と報告されています。また「本分析法は既知量のストロンチウム90を加えた異なる塩分濃度のサンプル水(170リットル)の分析により実証された」として「170リットルのサンプル水を使ったストロンチウム90の検出限界は約0.1mBq/リットル(測定時間100分)と推定される」と報告されており、「本分析法は茨城県や福島県で採集された、ストロンチウム90のレンジが0.16から0.93mBq/リットルの、環境サンプルにも応用できる」と結論されています。 
EnglishJapaneseReference
Beta particle ベータ線 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%BC%E3%82%BF%E7%B2%92%E5%AD%90
arXiv - http://arxiv.org/
PubMed - http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed
SSRN - http://www.ssrn.com/en/