2015年05月13日 学術論文の紹介-01 / Introduction of Academic Paper #福島第一原子力発電所 #阿武隈川 #太平洋 #セシウム134 #セシウム137 #マルチコンパートメントモデル

arXiv,PubMed,SSRN等から論文を紹介します。
※下表中、"BRIEF"欄の文責はアセット・マネジメント・コンサルティング株式会社にあります。
※Abstractから論文の概要を紹介します。
TITLEAUTHOR(S)URLBRIEF
Future projection of radiocesium flux to the ocean from the largest river impacted by Fukushima Daiichi Nuclear Power Plant. Adhiraga Pratama M, Yoneda M, Shimada Y, Matsui Y, Yamashiki Y. http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25673214 本論文は「福島第一原子力発電所事故後の最大河川から海域への放射性セシウムの流入の将来予測」に関する論文です。著者らは「福島第一原子力発電所からの初期の放射性核種の降下に続いて、多量の放射性セシウムが阿武隈川から太平洋に放出された」ことを背景として、「集水域の表層から川への放射性核種の移行プロセスのマルチコンパートメントモデルにより、阿武隈川への放射性セシウムの流入の数値シミュレーション」を試みています。その結果「森林面積の割合が高いサブ流域の放出速度はそうでない他のサブ流域のそれよりも遅い」、「モデルは観察データの季節性を予測可能」、「モデルから導いたデータと観察データの間に過大予測は見られるが、セシウム137とセシウム134の決定係数はそれぞれ0.98と0.97であることはモデルの正確性を示唆している」と報告されており、「福島第一原子力発電事故から100年間の流域からの放出を予測すると、太平洋への放射性セシウムの流入は10^9bq/monthのオーダーでまだ比較的高く、セシウム137とセシウム134の沈着量の合計はそれぞれ111TBqと44TBq」と結論されています。
EnglishJapaneseReference
Abukuma River 阿武隈川 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%98%BF%E6%AD%A6%E9%9A%88%E5%B7%9D
arXiv - http://arxiv.org/
PubMed - http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed
SSRN - http://www.ssrn.com/en/