2015年04月27日 学術論文の紹介-01 / Introduction of Academic Paper

arXiv,PubMed,SSRN等から論文を紹介します。
※下表中、”BRIEF”欄の文責はアセット・マネジメント・コンサルティング株式会社にあります。
※Abstractから論文の概要を紹介します。
TITLEAUTHOR(S)URLBRIEF
Exposures and effects in the marine environment after the Fukushima accident. Batlle JV. http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25816283 本論文は「国際放射線防護委員会の見解ではない」と前置きされた上での「福島第一原子力発電所事故後の海洋環境に関する」論文です。「福島第一原子力発電所近辺の海洋生物相への放射線量は事故直後から定期的に推定されている」こと、「モニタリングデータを利用した放射線量は、伝統的な平衡移行アプローチを改善した、動的移行モデルにより推定されている」こと、「平衡移行モデルによる初期の評価は被曝量を過大に見積もっており、対して動的移行モデルは海洋生物相をモニターして得られた放射能濃度から求められた放射線量と一致している」こと、を報告されており、「そのうえで福島近辺の海洋生物相は重大な危険状態にあるとは言えない」、「福島第一原子力発電所事故後後半の状況は被曝量低下の傾向を示しており、しかし堆積物や生物相中、そしてホットスポット地域のいくつかの生物種には放射性セシウムが今日も確認されている」、「どの程度の期間、放射性核種が環境中に残り続けるのか、そして長期的影響については、海洋生物への慢性的な放射線被曝の影響に関する知識が限られているため、殆ど知られていない」、「それゆえ福島の海洋環境のさらなる研究が求められる」、「福島第一原子力発電所事故は海洋放射線生態に関する現在進行形の問題を残しており、今後も定期的な汚染蓄積量及び環境への影響の再評価が必要である」と述べられています。
EnglishJapaneseReference
International Commission on Radiological Protection 国際放射線防護委員会 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E9%9A%9B%E6%94%BE%E5%B0%84%E7%B7%9A%E9%98%B2%E8%AD%B7%E5%A7%94%E5%93%A1%E4%BC%9A
arXiv – http://arxiv.org/
PubMed – http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed
SSRN – http://www.ssrn.com/en/