PubMedよりピックアップ:チェルノブイリ原子力発電所事故後の後期における発電所作業員のテロメアの長さ

PubMedよりピックアップ:チェルノブイリ原子力発電所事故後の後期における発電所作業員のテロメアの長さ

Title : Telomere length in Chernobyl accident recovery workers in the late period after the disaster.
Author : Reste J, Zvigule G, Zvagule T, Kurjane N, Eglite M, Gabruseva N, Berzina D, Plonis J, Miklasevics E.
URL : http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25015931

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25015931


Literal translation of Abstract / アブストラクトの直訳
チェルノブイリ原子力発電所(CNPP)事故の結果、非常に多くの人々が電離放射線に曝された。

ラトビアからのチェルノブイリ原子力発電所の除染作業員に関する先行研究は、加齢に伴う変性疾患そして若年成人の発がんの高い発生を確認している。また同様に45歳から54歳の循環器疾患を原因とする高い致死率を確認している。 

テロメアとして知られる染色体端部のDNAタンデムリピートは酸化的損傷および電離放射線の暴露に敏感である。

テロメアは老化作用と発がん現象に関係している。

本研究の目的はチェルノブイリ原子力発電所の除染作業員のテロメアの長さに関する長期電離放射線被ばくの長期的影響を調べる事である。

相対的なテロメアの長さ(RTL)は、595人のチェルノブイリ原子力発電所の除染作業員と、性別、年齢をマッチングさせた236人のコントロール群の末梢血白血球をリアルタイム定量的ポリメラーゼ連鎖反応を用いることにより計測した。

周到な注意が被験者の年齢とチェルノブイリ原子力発電所での作業期間の業務、健康状態とサブグループ間のRTLの差異にはらわれた。

チェルノブイリ原子力発電所の除染作業員のテロメア短縮化は確認されなかった。それどころか彼らのRTLはコントロール群よりもわずかながら長かった。

長いテロメアは1986年にダーティ作業(掘削や非活性化)に従事していた作業員と癌患者の間に見られた。

短いテロメアはしばしば白内障、骨粗しょう症、アテローム性動脈硬化症、冠状動脈性心臓病の被験者に見られた。

電離放射線に大量に曝された被験者に見られる長いテロメアは、おそらく、ダメージによって引き起こされる染色体治癒作用としてのテロメアの活性化を、そして発がん現象を促進するテロメア調節性の欠損を示していると我々は考える。