PubMedよりピックアップ:チェコ共和国の施設に入居している高齢者の血液中の鉛、カドミウムおよび水銀のレベル

PubMedよりピックアップ:チェコ共和国の施設に入居している高齢者の血液中の鉛、カドミウムおよび水銀のレベルTitle : Blood levels of lead, cadmium, and mercury in the elderly living in institutionalized care in the Czech Republic. Author : Rambousková J, Krsková A, Slavíková M, Cejchanová M, Cerná M. URL : http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25016213
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25016213

Literal translation of Abstract / アブストラクトの直訳 背景 高齢者における有害金属の化学的負荷に関する研究は限られている。本研究の目的は年齢、性別、地域、生活習慣および潜在的な健康への影響との関連から鉛、カドミウムおよび水銀の体内負荷量を決定すること、そして一般的な18歳から64歳のチェコ人の血液値と比較することである。 手法 2009年から2011年においてチェコのプラハとテプリツェの施設に入居している高齢者(61歳から100歳までの46人の男、151人の女)の血液から鉛、カドミウムおよび水銀を調査した。鉛とカドミウムは誘導結合プラズマ質量分析法により、水銀はAdvanced Mercury Analyzer AMA-254により計測した。結果 血液中の鉛、カドミウムおよび水銀のレベルの幾何平均はそれぞれ25.3μg/l、 0.55μg/l および0.21μg/lであった。鉛とカドミウムに年齢による差異は見られなかったが、水銀には年齢との負の相関が観察された。男性の鉛のレベルは女性よりも有意に高かった。女性のカドミウムのレベルは男性よりも有意に高かった。そして喫煙者のカドミウムのレベルは非喫煙者のそれよりも有意に高かった。 またプラハの高齢者はテプリツェの高齢者よりもカドミウムのレベルが高かった。慢性的な腎臓の病気、脳卒中および精神疾患薬の服用を経験した高齢者は鉛のレベルが高かった。アテローム性動脈硬化症の高齢者はカドミウムのレベルが高く、精神疾患薬を服用している高齢者は水銀のレベルが高かった。結論 本研究は高齢者グループの血液中の重金属レベルのデータを提供する。それら情報は極めて不足している。病気との関連は今後の研究課題である。