PubMedよりピックアップ:強迫症状は統合失調症患者のクオリティ・オブ・ライフを低下させる

PubMedよりピックアップ:強迫症状は統合失調症患者のクオリティ・オブ・ライフを低下させる

Title : Obsessive compulsive symptoms are related to lower quality of life in schizophrenia.
Author : Uçok A, Tihan AK, Karadayı G, Tükel R.
URL : http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25012893

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25012893


Literal translation of Abstract / アブストラクトの直訳
背景
本研究の目的は生活の質(クオリティ・オブ・ライフ、QoL)に対する強迫症状の影響を調べる事、QoLへ特定の影響を与える強迫症状を識別すること、そして統合失調症患者にその様な、なんらかの症状があるかどうかを確認することである。

手法
我々は3つの統合失調症患者のグループを調査した。

一つは45人の強迫症状または強迫性障害を抱えていないグループ、一つは31人の強迫性障害の判定基準を超えていないが強迫症状を持つグループ、一つは強迫性障害を併発している24人のグループである。

臨床症状の重症度は陽性・陰性症状評価尺度によって評価した。そして強迫症状はエール・ブラウン強迫観念・強迫行為尺度症状チェックリストを利用した。

患者の生活の質はクオリティ・オブ・ライフ スケール(QLS)により評価した。

結果
強迫症状を持つ被験者のQLS対人関係サブスケールスコアは症状のない被験者よりも低かった。

強迫症状を有する、有しない及び強迫性障害グループの間にQoLの面では違いは見られなかった。

QLSスコアと対称強迫観念、汚染強迫観念そして加害強迫観念との間に関係は見られなかったが、潔癖強迫観念と確認衝動を持つ被験者のQoLは低かった。

結論
併発強迫症状の研究と統合失調症患者への特定の薬物療法はQoLを向上させる可能性がある。