2016年04月03日 学術論文の紹介-01 / Introduction of Academic Paper #環境暴露 #カドミウム #受動喫煙

TITLE

Long-term effect of environmental cadmium exposure on human body’s mineral metabolic balance
BRIEF
本論文は「人体における無機質代謝バランスに対する環境カドミウム暴露の長期的影響」に関する論文です。著者らは「人体における8つの無機質の代謝バランスに対する環境カドミウムの長期的暴露の影響」を調査されています。「2011年4月から2012年8月において広東省北部の精錬業及び鉱業によりカドミウムに重汚染された地域と比較として同レベルの経済そして生活および食習慣のカドミウム汚染されていない地域を選択」、「層化抽出法およびクラスター・サンプルにより、非職業的にカドミウム暴露を受けた住民-地元地域に15年以上住んでおり、40歳以上で、主たる食事として地元のコメと野菜を食し、単純かつ比較的安定している食習慣であり、糖尿病、腎臓病、甲状腺疾患、肝臓病またはその他の持病が無い-を選択」、「カドミウム暴露グループとして155人を、コントロール群として143人、計298人を対象」、「健康状態把握のために質問票を利用し、朝の尿サンプルを採集」、「誘導結合プラズマ質量分析計(ICP-MS)によりナトリウム、マグネシウム、リン、カリウム、カルシウム、銅、亜鉛およびヨウ素の濃度を測定」、「マンホイットニーのU検定により暴露グループとコントロールグループの尿中のカドミウム、ナトリウム、マグネシウム、リン、カリウム、カルシウム、銅、亜鉛、ヨウ素の濃度差およびナトリウム/カリウム比、カルシウム/リン比を比較」、「カイ二乗検定により暴露グループとコントロールグループの尿中カドミウムの異常率を比較」、「ピアソンの相関係数および重回帰分析により尿中カドミウムレベルと性別、年齢、喫煙、受動喫煙およびミネラルの関連を調査」されたその結果、「暴露グループの尿中カドミウム濃度(クレアチニン換算値)の中央値(P50)、第一四分位数(P25)および第三四分位数(P75)はそれぞれ5.45、2.62および10.68(μg/g·cr)で、コントロールグループのそれ(1.69、1.22および2.36)よりも高かった(Z値は-10.49、P値<0.001)」、「尿中カドミウムの異常率は51.6パーセントで、コントロールグループのそれ(2.8パーセント)よりも高かった(カイ二乗は87.56、P値<0.001)」、「暴露グループの尿中カルシウム、銅、亜鉛およびヨウ素濃度(クレアチニン換算)の中央値、第一四分位数および第三四分位数はそれぞれ173.80、114.40および251.70と20.55、14.95および28.44と520.23、390.25および647.15と246.94、203.65および342.97(μg/g·cr)でコントロールグループのそれ(それぞれ142.42、96.87および179.11と15.44、12.26および20.98と430.09、309.85および568.78と213.85、156.70および281.63(μg/g·cr))よりも高かった(それぞれZ値は4.33、-5.04、-3.47および-4.24で全てP値<0.001)」、「暴露グループのリンおよびカリウム濃度(クレアチニン換算)の中央値、第一四分位数および第三四分位数はそれぞれ582.50、463.20および742.8と890.10、666.00および1305.40(μg/g·cr)でコントロールグループのそれ(694.50、546.20および851.17と1098.58、904.53および1479.18(μg/g·cr)よりも低かった(Z値はそれぞれ3.36および-4.02で全てP値<0.001)」、「ピアソンの相関係数によると尿中カドミウムは尿中カルシウム、銅、亜鉛およびヨウ素と正の相関関係があり、それぞれの相関係数は0.31、0.61、0.38および0.25で全てP値<0.05)」、「重回帰分析によると尿中カドミウム濃度は尿中カルシウム、銅、亜鉛およびヨウ素の代謝バランスに最も寄与している」、「標準化回帰係数はそれぞれ0.31、0.59、0.39および0.24(全てP値<0.001)」等を報告されて、「カドミウムへの長期的環境暴露は人体中のカルシウム、銅、亜鉛およびヨウ素の代謝バランスに影響する」と結ばれています。

AUTHOR(S)
Ling HT, Huang R, Liang XX, Li ZX, Wang J, Tan JB, Wu SX, Wang P, Chen ZH, Huang Q, Lyu YJ, Jiang Q, Yang XF, Wu YN.
URL
www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27029362

事項
1.arXiv( http://arxiv.org/ ),PubMed( http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed ),SSRN( http://www.ssrn.com/en/ )等から論文を紹介します。
2.表中、”BRIEF”欄の文責はアセット・マネジメント・コンサルティング株式会社にあります。
3.Abstractから論文の概要を紹介します。

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