2016年03月22日 学術論文の紹介-01 / Introduction of Academic Paper #福島第一原子力発電所 #副読本

TITLE of THESIS

Availability of Japanese Government’s supplemental texts on radiation reflecting the Fukushima Daiichi Nuclear Power Plant accident for elementary and secondary education from dental students’ understanding.
BRIEF
本論文は「歯学生の理解から判断した福島第一原子力発電所事故を反映した放射能に関する初等教育および中等教育のための日本政府の副読本の有用性」に関する論文です。「福島第一原子力発電所事故後、日本政府は小学生、中学生および高校生向けに事故を反映した放射線に関する2つの副読本を制作した( http://www.mext.go.jp/b_menu/shuppan/sonota/detail/1311072.htm , http://www.mext.go.jp/b_menu/shuppan/sonota/detail/1344732.htm , http://www.mext.go.jp/b_menu/shuppan/sonota/attach/1344729.htm )」、「それら副読本は放射能を説明するために、そして結果として原子力プログラム継続の社会的認知を得るために制作された」と背景を説明されて、「副読本の内容の適切性の評価と放射線教育向上のために必要な理解レベルに関する基礎データの収集」をされています。「原子力及び福島第一原子力発電所事故を含む放射線学のレクチャーを44人の歯学生(4回生)が2013年に受けた」、「それら学生が6回生になった2014年に質問票調査を行った」、「調査は共に何ら放射線学のレクチャーを受けていない40人の1回生と41人の4回生にも行った」、「副読本中の50のフレーズの理解のレベルに応じて生徒を4段階評価した(“理解している”が3、”少し理解している”が2、”聞いたことはある”が1、”知識なし”が0)」、「高校で応用物理コースを取ることおよび日常生活において放射能に関して学ぶ手段も質問した」その結果、「中学生・高校生のための放射線副読本中のフレーズの理解レベルは6回生(平均1.43)の方が1回生(平均1.12)または4回生(平均0.93)よりも有意に高かった(p値は0.05未満)」、「全体を通して理解レベルは低く、スコアは殆どの学生の知識が乏しいことを示唆している」、「新聞から知識を得た4回生および6回生以外のテレビから放射能に関する知識を得た1回生のスコアは有意に高かった(p値は0.05未満)」等を報告されて、「副読本中のフレーズは学生にとって理解するには非常に難しいため、放射線の利用、特に原子力発電の社会的理解を向上させるための教材を教える専門家の育成と映像素材の利用が放射線教育の向上に必要である」と結ばれています。

AUTHOR(S)
Yoshida M, Honda E, Dashpuntsag O, Maeda N, Hosoki H, Sakama M, Tada T.
URL
www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26875111

事項
1.arXiv( http://arxiv.org/ ),PubMed( http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed ),SSRN( http://www.ssrn.com/en/ )等から論文を紹介します。
2.表中、”BRIEF”欄の文責はアセット・マネジメント・コンサルティング株式会社にあります。
3.Abstractから論文の概要を紹介します。

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