2016年02月04日 学術論文の紹介-01 / Introduction of Academic Paper #福島第一原子力発電所 #移行係数 #セシウム #放射性セシウム捕捉ポテンシャル

TITLE
『Variability of the soil-to-plant radiocaesium transfer factor for Japanese soils predicted with soil and plant properties.』
BRIEF
本論文は「土壌と農作物の特性による日本の土壌における放射性セシウムの土壌から農作物への移行係数の変動性」に関する論文です。著者らは「福島第一原子力発電所事故後の放射性セシウムの食物連鎖汚染により放射性セシウムの移行係数に関与する特定要因の分析が必要とされる」と背景を説明されて、「イネの放射性セシウム移行係数(土壌-農作物)を現存する機構モデルを用いて土壌溶液中のカリウム濃度および土壌の放射性セシウム捕捉ポテンシャル(RIP)から推定」されています。「土壌溶液中のカリウム濃度と放射性セシウム捕捉ポテンシャルは(a)福島第一原子力発電所事故で汚染された地域から採集された37の表層土壌の測定または(b)ヨーロッパの土壌で較正したモデルを用いて土壌粘土量と交換性カリウム量から推定」、「平均アンモニウム濃度が予測で用いられた」としてその結果、「土壌サンプル中の測定量の幅は放射性セシウム捕捉ポテンシャルで14倍、土壌溶液中のカリウム濃度で37倍」、「測定された放射性セシウム捕捉ポテンシャルが土壌粘土量から推定されたそれよりも低かったのは、日本の土壌の粘土分中の風化雲母の量が少ないことに起因する可能性がある」、「測定された土壌溶液中のカリウムもまた予測よりも低かった」、「結果として測定された放射性セシウム捕捉ポテンシャルおよび土壌溶液中カリウムにより予測された移行係数は、平均して、ヨーロッパの土壌に較正したモデルによる予測値の約22倍であった」、「汚染地域(N=82)のイネの測定された移行係数の幾何平均は両者の中間にあった」、「移行係数と土壌分類クラスとの関連が小さかったのは、土壌肥沃度(土壌溶液中のカリウム)は土壌鉱物(放射性セシウム捕捉ポテンシャル)に関連した土壌分類の影響を小さくする可能性がある」、「平均的に日本の土壌は同じ粘土量および交換性カリウム量のヨーロッパの土壌よりも脆弱であることを得られた知見は示唆している」等を報告されて、「汚染された地域は改良モデル検証の対象となるであろう」と結ばれています。

AUTHOR(S)
Uematsu S, Vandenhove H, Sweeck L, Van Hees M, Wannijn J, Smolders E.
URL
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26717351

事項
1.arXiv( http://arxiv.org/ ),PubMed( http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed ),SSRN( http://www.ssrn.com/en/ )等から論文を紹介します。
2.表中、”BRIEF”欄の文責はアセット・マネジメント・コンサルティング株式会社にあります。
3.Abstractから論文の概要を紹介します。

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