2015年12月09日 学術論文の紹介-01 / Introduction of Academic Paper #福島第一原子力発電所 #セシウム

TITLE
『Radiocesium immobilization to leaf litter by fungi during first-year decomposition in a deciduous forest in Fukushima.』
BRIEF

本論文は「福島の落葉樹林の1年目の分解における菌類による放射性セシウムの落葉への固定化」に関する論文です。著者らは「東日本の広大な森林地域が福島第一原子力発電所事故により放射性同位体で汚染された」、「放射性セシウムは長期間に渡り森林生態系において生物学的に利用可能な形で残ることが知られており、森林生態系の除染のためには循環プロセスを断ち切ることが必要である」と背景を説明されて、「調査の結果、セシウム137に汚染された林床の分解落葉の放射性セシウム濃度は1平米あたり155キロベクレル以下」、「福島第一原子力発電所から50キロメートルに位置する落葉樹林でリターバッグ実験を実施」、「リターバッグは2012年の4月、6月、8月、10月および12月に回収」、「2011年12月の新鮮リターのセシウム137濃度は1キログラム当り300ベクレル以下」、「林床での分解段階において、リターのセシウム137濃度は急激に上昇し、6ヶ月後には1キログラム当り25000ベクレルを超え、一方カリウム濃度は比較的安定していたことは、初期分解段階における放射性セシウムとカリウムの対照的な動態を示唆している」、「分解リター中のリン脂質脂肪酸により評価した結果、窒素、リンおよびセシウム137の量は菌類バイオマスと正の相関が確認された」、「放射性セシウム濃度の上昇は主として-菌類の成長がピークを迎える-4月から10月に生じた」、「それ故、リター基質の外部からの菌類の養分転流が分解リター中の放射性セシウム上昇のメカニズムであることを示唆している」等を報告されて、「1年目の分解落葉中のセシウム137の量はセシウム137汚染土壌の面積あたり4%と推定される」と結ばれています。

AUTHOR(S)
Huang Y, Kaneko N, Nakamori T, Miura T, Tanaka Y, Nonaka M, Takenaka C.
URL
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26630038

事項
1.arXiv( http://arxiv.org/ ),PubMed( http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed ),SSRN( http://www.ssrn.com/en/ )等から論文を紹介します。
2.表中、”BRIEF”欄の文責はアセット・マネジメント・コンサルティング株式会社にあります。
3.Abstractから論文の概要を紹介します。

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