2015年11月22日 学術論文の紹介-03 / Introduction of Academic Paper #福島第一原子力発電所 #甲状腺乳頭がん #ドライバー変異

TITLE
『BRAFV600E mutation is highly prevalent in thyroid carcinomas in the young population in Fukushima: a different oncogenic profile from Chernobyl.』
BRIEF
本論文は「福島の若年層の甲状腺がんに高頻度で見られるB-Rafタンパク質のV600E変異:チェルノブイリとは異なる発現プロファイル」に関する論文です。著者らは「福島第一原子力発電所事故後、事故時に0歳から18歳であった子供達のための甲状腺超音波検査が2011年10月から始まった」、「同人口中の甲状腺がんの有病率は極めて高かった(296,253中84ケース)」と背景を説明されて、「発症機序を明らかにするために、それら腫瘍中で細胞を癌化へと誘導する変異、ドライバー変異の存在を調査」されています。「61件の甲状腺乳頭がん、2件の濾胞型乳頭がん、4件の篩・モルラ型乳頭がん、そして1件の低分化がんを分析」、「43ケース(63.2%)でB-Rafタンパク質のV600E変異、6ケース(8.8%)でRET/PTC1変異、1ケース(1.5%)でRET/PTC3変異、そしてETV6/NTRK3変異を4ケース(5.9%)で確認」、「クラシック及び濾胞型の乳頭がんでは、BRAFV600Eは有意に小サイズとの関連があった」、「チェルノブイリ後の甲状腺乳頭がんと遺伝子型が全く異なっていたことは、それら癌に関する非放射線誘発性因果を示唆している」、「大規模スクリーニングで確認された-日本の若年層における散発性および潜伏性腫瘍の遺伝子状態を反映している可能性のある-甲状腺がん発現プロファイルを示した最初の研究である」等を報告されて、「B-Rafタンパク質のV600E変異は小児甲状腺乳頭がんの増殖優位性に関与していない可能性が、そして多くのケースで増殖速度が遅いことは小児甲状腺乳頭がんにおける腫瘍進展にはさらなる要因が重要である可能性が推測される」と結ばれています。

AUTHOR(S)
Mitsutake N, Fukushima T, Matsuse M, Rogounovitch T, Saenko V, Uchino S, Ito M, Suzuki K, Suzuki S, Yamashita S.
URL
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26584635

事項
1.arXiv( http://arxiv.org/ ),PubMed( http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed ),SSRN( http://www.ssrn.com/en/ )等から論文を紹介します。
2.表中、”BRIEF”欄の文責はアセット・マネジメント・コンサルティング株式会社にあります。
3.Abstractから論文の概要を紹介します。

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