2015年11月17日 学術論文の紹介-02 / Introduction of Academic Paper #福島第一原子力発電所 #灌漑 #イネ #実効半減期

TITLE
『Temporal changes of radiocesium in irrigated paddy fields and its accumulation in rice plants in Fukushima.』
BRIEF
本論文は『福島における水田灌漑の放射性セシウムとイネ中の蓄積量の経時変化』に関する論文です。著者らは『福島県の主たる農地である水田のおよそ半分は福島第一原子力発電所事故で放出された放射性セシウムにより汚染された』と背景を説明されて、『2012年から2014年の3年間にかけて福島県内の2つの隣接した水田、表層土壌を剥ぎとった水田と剥ぎ取っていない水田、の土壌、灌漑用水そして稲の放射性セシウムの経時変化を調査』されています。その結果、『放射性セシウムは24センチから28センチの土壌層に移行し、水田土壌の放射性セシウム濃度は2014年には有意に減衰を示していた』、『灌漑用水により新たに水田に移流してきた放射性セシウムの寄与は対照水田と除染水田それぞれ総量の最大で0.15%分と0.75%分であった』、『灌漑用水中の懸濁沈殿物放射性セシウム濃度は指数関数的に減衰し、セシウム137とセシウム134の実効半減期はそれぞれ1.3年と0.9年であった』、『さらに灌漑用水中の懸濁沈殿物平均濃度は2012年から2014年にかけて上昇していたことから、周辺環境で土壌侵食が高まっていたことが示唆される』、『双方の水田においてイネの蓄積放射性セシウムもまた経時とともに減衰した』、『沈降した放射性セシウムのおよそ96%は水田から除去されたにも関わらず、除染水田のイネ中の放射性セシウム濃度比は対照水田と比較すると上昇していた』等を報告されて、『除染水田のイネの放射性セシウムの高い濃度比の理由を明らかにするにはさらなる研究が必要である』と結ばれています。
AUTHOR(S)
Yang B, Onda Y, Wakiyama Y, Yoshimura K, Sekimoto H, Ha Y.
URL
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26561453

事項
1.arXiv( http://arxiv.org/ ),PubMed( http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed ),SSRN( http://www.ssrn.com/en/ )等から論文を紹介します。
2.表中、”BRIEF”欄の文責はアセット・マネジメント・コンサルティング株式会社にあります。
3.Abstractから論文の概要を紹介します。

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