2015年11月06日 学術論文の紹介-01 / Introduction of Academic Paper #福島第一原子力発電所 #ファイトレメディエーション #コシアブラ #セシウム

TITLE
『Radiocesium accumulation properties of Chengiopanax sciadophylloides.』
BRIEF
本論文は「コシアブラの放射性セシウム蓄積特性」に関する論文です。著者らは「福島第一原子力発電所事故後の放射能汚染評価を通じて、コシアブラの新芽がその他植物よりも高濃度に汚染されていることが報告されている」と背景を説明されて、「セシウム137の除染を目的としたコシアブラのファイトレメディエーションを評価するため、コシアブラ中の蓄積セシウム137を定量化」されています。「福島県川俣町の森林から採集したコシアブラの様々な組織中のセシウム137濃度、併せてその他物質(カリウム、ルビジウム、セシウム133、カルシウム、ストロンチウムそしてマンガン)を測定」、「加えてコシアブラ中のそれら物質の葉中濃度と4つの異なる落葉樹のそれとを比較」された結果、「コシアブラの葉中セシウム137濃度の平均値は1キログラム(乾燥重量)当たり28.1キロベクレルで、その他の植物中で確認された数値よりも1桁高かった」、「セシウム137濃度は葉>樹皮>木の順で高かった」、「梢、葉痕および根は幹と比較してセシウム137を多く含んでいた」、「コシアブラ中のセシウム137の分布から、セシウム137は新しく成長している部分に蓄積する傾向にある事を確認した」、「セシウム137とセシウム133の分布の違いはセシウム137の表面吸収を示唆している」、「それぞれの組織中のカリウムとセシウム137濃度には有意な相関が確認され、植物体中のセシウム137はカリウムと同様の経路で移行することが示唆される」、「一方、葉中カリウム濃度と葉中セシウム137濃度との間に相関は見られず、カリウムとセシウム137の吸収は個体毎に異なっている可能性が示唆される」等を報告され、「詳細なセシウム137蓄積および(または)カリウムとセシウム137の間の吸収の変動の促進要因を決定するには、セシウム137分布、土壌中の根、トランスポーターの発現の差異そして菌根菌の存在等の考慮が必要」、「しかしながらさらなる研究が要求される」と結ばれています。

AUTHOR(S)
Sugiura Y, Kanasashi T, Ogata Y, Ozawa H, Takenaka C.
URL
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26536624

事項
1.arXiv( http://arxiv.org/ ),PubMed( http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed ),SSRN( http://www.ssrn.com/en/ )等から論文を紹介します。
2.表中、”BRIEF”欄の文責はアセット・マネジメント・コンサルティング株式会社にあります。
3.Abstractから論文の概要を紹介します。

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