2015年10月29日 学術論文の紹介-01 / Introduction of Academic Paper #福島第一原子力発電所 #地域海洋モデル #セシウム137

TITLE
『Distribution of oceanic 137Cs from the Fukushima Dai-ichi Nuclear Power Plant simulated numerically by a regional ocean model.』
BRIEF
本論文は「地域海洋モデルによる福島第一原子力発電所由来のセシウム137の海洋分布シミュレーション」に関する論文です。著者らは「2011年3月11日の東日本大震災後、損傷した原子炉より放射性物質が環境中に放出された」、「4月6日には福島第一原子力発電所近傍の海水サンプル中のセシウム137濃度は1リットル当たり68キロベクレルに達した」と背景を説明されて、「事故地点から海洋への考えられる主たる経路は、海洋への高放射能汚染液状廃棄物の直接放出と海洋表層への大気中放射性物質の沈着である」として、「ヨウ素131/セシウム137放射能比の分析の結果、大気からの沈着よりも直接放出の方がセシウム137濃度に対する寄与が高い」、「地域海洋モデルにより福島沿岸への直接放出によるセシウム137濃度をシミュレーションした結果、3月26日から5月末までに直接放出されたセシウム137総量は3.5±0.7ペタベクレルと確認された」、「福島第一原子力発電所近傍におけるセシウム137濃度の経時変化のシミュレーションは観測データと矛盾がなかった」、「シミュレーションは(1)放出されたセシウム137は海流に乗って沿岸を南方向に移行した、(2)2011年5月に亘って東方向に流れる黒潮とその拡散によりセシウム137は移行した、(3)海洋海流と拡散の結果、2011年5月末までにセシウム137濃度は1リットル当たり10ベクレル以下にまで減衰した、を示した」、「福島第一原子力発電所から海洋に放出されたセシウム137の総量および濃度と核実験により海洋に放出されたセシウム137のそれとを比較した」、「福島第一原子力発電所事故由来のセシウム137濃度は最高値であったが、放出されたセシウム137の総量は多くは無かった」等を報告されて、「それ故、北太平洋全体としての濃度に対する福島第一原子力発電所事故由来のセシウム137の影響は、核実験のような過去の放出と比較すると小さく、その他の海盆に到達すると予測されるセシウム137の量は-過去の放射性物質の移行と比較すると-無視できる」と結ばれています。

AUTHOR(S)
Tsumune D, Tsubono T, Aoyama M, Hirose K.
URL
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/22071362

事項
1.arXiv( http://arxiv.org/ ),PubMed( http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed ),SSRN( http://www.ssrn.com/en/ )等から論文を紹介します。
2.表中、”BRIEF”欄の文責はアセット・マネジメント・コンサルティング株式会社にあります。
3.Abstractから論文の概要を紹介します。

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