2015年10月19日 学術論文の紹介-05 / Introduction of Academic Paper #福島第一原子力発電所 #ヨーロッパ #ガス状ヨウ素

TITLE
『Tracking of airborne radionuclides from the damaged Fukushima Dai-ichi nuclear reactors by European networks.』
BRIEF
本論文は「ヨーロッパのネットワークによる福島第一原子力発電所事故由来の大気中放射性核種の追跡」に関する論文です。著者らは「福島第一原子力発電所の損傷原子炉から放射性物質の大気への放出が2011年3月12日から始まった」と背景を説明されて、「様々な放射性核種が放出される中、ヨウ素131とセシウム同位体(セシウム137とセシウム134)が北米大陸方向に太平洋を渡って移行し、拡散や汚染気団のルート中の流出にも拘わらず、ヨーロッパに到達した」、「ヨーロッパでは最初の放出サインが7日後に確認され、3月28日から3月30日に放射能濃度の最初のピークが観察された」、「20日間の経時的変動とヨーロッパの150地点を超えるサンプルの空間的変動により、汚染気団の特質を捉えることが可能となった」、「チェルノブイリ原子力事故後、粒子状の測定数と比較すると、ガス状ヨウ素131の測定は多くない」、「ガス状ヨウ素131の重要性、大気中総ヨウ素131濃度の過小評価とそれに続く吸収線量の算出について、幾つかの先行研究は既に指摘している」、「福島第一原子力発電所事故後のヨーロッパを亘った測定は、ガス状ヨウ素131と総ヨウ素131の比に関する-空間的スケールとしてもその経時的変動においても-大量の新しいデータを提供した」、「福島第一原子力発電所事故後に確認されたセシウム134/セシウム137比は、チェルノブイリ原子力事故後のそれとは異なっていると言える」、「本論文中のデータセットはヨーロッパに亘って測定された、福島第一原子力発電所事故由来の大気中放射性核種に関連した最も包括的な調査である」、「この間にヨーロッパを通過した総ヨウ素131インベントリのおおよその推定は放出量の1パーセント未満である」等を報告され、「測定結果によれば、大気中放射能レベルはヨーロッパにおける公衆衛生に影響を及ぼすものではない」と結ばれています。

AUTHOR(S)
Masson O, Baeza A, Bieringer J, Brudecki K, Bucci S, Cappai M, Carvalho FP, Connan O, Cosma C, Dalheimer A, Didier D, Depuydt G, De Geer LE, De Vismes A, Gini L, Groppi F, Gudnason K, Gurriaran R, Hainz D, Halldórsson Ó, Hammond D, Hanley O, Holeý K, Homoki Z, Ioannidou A, Isajenko K, Jankovic M, Katzlberger C, Kettunen M, Kierepko R, Kontro R, Kwakman PJ, Lecomte M, Leon Vintro L, Leppänen AP, Lind B, Lujaniene G, Mc Ginnity P, Mc Mahon C, Malá H, Manenti S, Manolopoulou M, Mattila A, Mauring A, Mietelski JW, Møller B, Nielsen SP, Nikolic J, Overwater RM, Pálsson SE, Papastefanou C, Penev I, Pham MK, Povinec PP, Ramebäck H, Reis MC, Ringer W, Rodriguez A, Rulík P, Saey PR, Samsonov V, Schlosser C, Sgorbati G, Silobritiene BV, Söderström C, Sogni R, Solier L, Sonck M, Steinhauser G, Steinkopff T, Steinmann P, Stoulos S, Sýkora I, Todorovic D, Tooloutalaie N, Tositti L, Tschiersch J, Ugron A, Vagena E, Vargas A, Wershofen H, Zhukova O.
URL
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/21809844

事項
1.arXiv( http://arxiv.org/ ),PubMed( http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed ),SSRN( http://www.ssrn.com/en/ )等から論文を紹介します。
2.表中、”BRIEF”欄の文責はアセット・マネジメント・コンサルティング株式会社にあります。
3.Abstractから論文の概要を紹介します。

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